望の富士山(blog版)

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h26.11.23 新道峠まではドキドキだった (23日その1) 

2014-11-25 21:49:43 | カメラ散歩

プァンプァン!

え、

「地震が来ます。注意してください」

スマホの警告音だ。

ぐら

ぐら

ゆっさゆっさ

・・・

治まった(*_*;

なになに、長野県で震度6ぅ! → この情報によると富士吉田市は震度3だったようだ。

やれやれ、せっかく眠れたと思ったら起こされてしまったよ。

まあ、機種変したばかりのスマホが正常に作動したってことか。

まだ22時過ぎだ。あと4時間以上ある。また寝よう。

・・・

といってもあんな起こされ方したらなかなか眠れないよ。

明日は早いのになぁ

まんじりともせず時間が経ったような気がする。

でも、2:30のアラームが恨めしかったのだから、とりあえずは眠れたらしい。

とにかく二度寝したらアブナイ。布団、シーツを片付け、用意しておいたヘッデンを首にかけ、YHの外へ。

YHから一番近いセブンに寄り、まずはトイレ(小)を借りた。YHで深夜にトイレを使って、他の方を起こすわけにはいかないからね。運よくセール中で100円均一だったオニギリを2個買い、温めてもらった。あわせてセブンカフェのLを注文し、テルモスへ。

オニギリを頬張りながらザックの中身を整理した。

今日は新道峠で朝富士を撮影、御坂黒岳まで行きたい。そして午前中に下山して山中湖へ移動。そして石割山でダイヤ・・・こんな計画を立てていた。

あれ、スプーンが無い・・・(なぜスプーンなのか、それは後ほど)

もたもたしているウチにトイレ信号が鳴り、もう一度トイレへ。ここもウォシュレットだった。これってポイント高いよね。あわせて部屋着のユニクロフリースを山ウェア上下に着替えた。YHの部屋で着替えれば良かったのだが、山ウェアは車に置いたままだったという訳。昨晩のうちにやっておけばよかったが、仕方ない。

ふと気づくと3:25。随分かかったな~

とにかく新道峠へGO!

若彦トンネル手前の温度計は丁度0℃を指し、電光掲示板に凍結注意が表示されていた。

(@_@) ヤバいか

さすがにまだ11月なのでノーマルタイヤのままだ。もし、凍結していたら絶対に無理しないように自分に言い聞かせ、先へ。

トンネルを抜け、芦川への林道を進んだが、この付近は何ともなかった。

スズラン峠の駐車場も通過し、どんべい峠との分岐へ着いたときに駐車している車と人が見えた。

窓を開け、様子を聞いてみた。この先は凍っているとのこと。お礼を言い、タントを切り替えして停めた。

一瞬引き返すことも考えたが、彼らが行けるのだから何とかなるだろう。それに見上げるとウソみたいに沢山の星が輝いている。この条件で引き返したくはなかった。

ここから峠の登山口まで車ならあっという間だが、歩くと結構あるだろう。でも、5年前はどんべい峠から歩いたのだ。

もう山ウェアを着ていたが、使い捨てカイロをポケットに、雪が入らないようにスパッツを着けてと・・・

また時間がかかってしまった。(*_*;

4:23 ラジオをスピーカーに、クマ鈴も鳴らしながら出発!

おいおい、もうこれか~

勿論(?)アイゼンは持ってきていない。ヘッデンの灯りで照らしながら凍っているところを探し、ステッキでバランスをとりながら、こけないように進んだ。急ぎたかったが、こんなところでこけてリタイヤしたくないのだ。

途中路肩が広がっているところで数台停まっている車を発見した。間違いなくカメさんだろう。でも、彼らはスタッドレスを履いているのかな~

車から出発しようとしている男性を見つけ、声をかけた。彼のタイヤはノーマルで、怖かったという。でも、下るときの方がもっと怖いのでは・・・

数分間一緒に歩いたが、そのうち彼の声がしなくなった。私が早いはずは無い。彼も足元が不安でもっと遅かっただけだろう。

3度目に路肩に停まった車を見つけた数分後、今度は道路の左側に斜めに停まっていた足立ナンバーの高級車を発見した。三角表示板を出していたので、間違いなくスタックして動けなくなったのだろう。softbankでは圏外だが、docomoやauではJAFを呼べたのだろうか。

4:54 新道峠登山口へ。ここには2台が停まっていた。間違いなくスタッドレスを履いていた筈・・・

さて、ここからが大変だった。整備された木段は雪が無ければほんの数分で辿りつくのだが、この時はドキドキロードだった。

これは帰りに撮影したもの

ステッキのキャップを外し、石突で凍ったところを刺しながら、一歩一歩慎重に登った。アイゼンを持ってきていないぐらいなので、ダイソー手袋のみだったが、冷たくても背に腹は代えられない。手をついたり、石や枝など何かしらつかみながら3点支持で進んだ。

こうして十分に注意していたが、足を滑らせ膝をついてしまった。

その時、ザックのポケットに入れておいたテルモスが金属音をさせて、転げ落ちた(@_@)。

一瞬コッフェルを谷底に落としたあの時のことを思い出したが、幸い今回は2m弱下の木の根元にひっかかり止まってくれた。 慎重にザックを置き、テルモスを回収した。先ほど淹れたコーヒーは熱く、美味かった。

めげそうだったが、行くしかない。頑張れ自分!

峠の標柱が見えた時はほっとした。それに、もう足元に雪は無い!

左側に数分登ればいつものポイントだ。ここからは速足で進んだ。

ヘッデンの灯りが見えた。あの辺に人が居る!

5:09 知らないうちに『第一展望台』の表示が付けられていた。

今レポを作りながら気付いたが、木段で大分苦戦し、時間をロスしたように思っていたが、ここまで15分しかかかっていなかったという訳。一方、タントを降りて歩き始めてからここまで44分もかかっていたということ。

雪が無ければ登山口ギリギリまで車で行き、先ほどの木段もほんの数分で着くのだが、この日はホントにドキドキの連続だった。富士を撮る前にこんな思いをするとは想像もしていなかった。

雪の情報を手に入れて、スタッドレスやアイゼンの準備をしていれば、もっと早く着けたのだろうが、今日はこれで目いっぱい。それに丑三つ時に起きたお蔭で日の出の大分前に着けたと捉えることにしよう。

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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