シャッターチャンスを逃さない……これまで、動きのある物を静止画撮影し、構図とピントがドンピシャリと合った作品は、ほとんどありませんでした。速過ぎたり、遅過ぎたりで……シャッターチャンスを逃がしてしまうことが多く、運良くいい瞬間を切り取ったものは、ぶれて、使い物にならないのです。
そのような問題を解決するために採った方法は、動画で高画質撮影し、動画から静止画像を切り出す(キャプチャーする)方法でした。一度きりの大事な場面では、チャンスは一瞬しかなく、一台のカメラで、静止画と動画を同時に撮ることもできません。
全体の様子がわかるような構図にし、カメラを固定して動画のみを撮影し、編集段階で、動画から静止画を切り出すと、それなりに使える画像が得られました。
私は、シリアが内戦状態になる直前まで、約約1年半、JICAのシニアボランティアとして、シリア・ホムス工業専門校で化学教育に携わっていました。そのときのボランティア仲間の活動先を訪ねたときの写真(動画から静止画を切り出したもの)です。
「空手」(シリア・ホムス、2010/05/05)
「ダンス」(シリア・ホムス、2010/05/13)
自分も写す……いろいろな場面を記録し、編集している段階で、「自分を写した写真がない」ことに気付きました。カメラマンは、対象(自分以外のもの)を撮影しているだけで、自分も含めた写真を撮ることはなかなかできません。「さて、どうしたものか」……。タイマーを用いて静止画撮影する方法もありますが……それに対しても、動画で撮影し、静止画を切り取る方法を採りました。
カメラを三脚で固定し、自分が立つ場所を空けた構図を決め、動画撮影状態にして、そこに加わると、自分を含めた記念写真を撮ることができます。タイマーを用いるより、はるかにいい方法だと思います。
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