6月15日、仲嶺貞夫著「琉球箏曲の研究」の出版祝賀会に出席しました。仲嶺氏は、大学卒業後、障害児学校に勤務しながら、長年にわたり、琉球箏の演奏活動、指導を続け、さらに、琉球箏曲のルーツに関する調査研究を続けてこられた方です。
同氏は、中国や日本の「琴」・「箏」の歴史と琉球箏のかかわり、他の琉球芸能とのかかわり等、多くの実地調査や文献調査等により、疑問点を明らかにしてきました。同書を読み終えたとき、「ものすごい仕事だ」と思いました。琉球箏曲や琉球芸能に関心を持つ多くの方に読んで欲しい本です。今後、同氏の調査研究がさらに進展するとともに、研究成果・手法が普及し、琉球芸能・文化がますます深化発展することを期待します。
「箏」を竜になぞらえ、「天地六合」(天地と四方。上下四方。また、天下。世界。全宇宙。)……「箏」に全宇宙を見ている視点も、驚きでした。同氏の著作は、「琉球箏曲関係者を勇気づける」一作にもなるだろうと思います。
著者 仲嶺貞夫 印刷 (有)文成印刷Tel 098-834-7143
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