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開業110年、近江鉄道日野駅に「鉄道資料展示室」オープン

 滋賀県日野町の近江鉄道日野駅に同駅の歴史やかつての鉄道用品を紹介する「鉄道資料展示室」が完成した。

 近江鉄道の日野駅は、築100年を超えるレトロな木造の駅舎が、地元の人たちや鉄道ファンに親しまれてきた。しかし、老朽化が進んだため、町はふるさと納税を活用して、駅再生プロジェクトとしておよそ3年かけて駅舎の保存やカフェの整備などを進めてきた。
 
 定期券の販売所を改修した展示室は広さ約20㎡。1900年(明治33年)に八日市~日野間が開通した時の初代駅舎の写真や、その後の複線化工事の図面などを紹介する大判パネルを展示。
また、線路の閉そく器や切符の分別棚など、かつて使われていた道具を中心に約50点を並べられ、トイレも改修してドアに車両の写真を印刷したという。

 駅の外には、貨車を移動させるのに使われた「タッグローダー」と呼ばれる移動機を展示。1969年製で、現存する同様の機械は国内で数台しかないという。鉄道貨物の減少に伴って放置されていたが再塗装して修復した。

近江鉄道日野駅「鉄道資料展示室」
 展示室は原則無休で、09:00~17:00。入場無料。

<NHK、京都新聞より引用>
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