滋賀県は、東京パラリンピックのトライアスロン(運動機能障害PTS4)で銀メダルを獲得した宇田秀生選手(甲賀市出身)に県民スポーツ大賞「栄誉賞」を贈った。
10月11日に滋賀県庁で表彰式があった。栄誉賞は五輪やパラ、デフリンピックでのメダル獲得者や、アジア大会での優勝選手らに贈られる。
10月11日に滋賀県庁で表彰式があった。栄誉賞は五輪やパラ、デフリンピックでのメダル獲得者や、アジア大会での優勝選手らに贈られる。

↑写真:中日新聞より
初出場の宇田選手は、最初のスイム(水泳)で出遅れたが、バイク(自転車)とランで追い上げを見せ、五輪も含めトライアスロンで日本選手初のメダル獲得という快挙をつかんだ。
滋賀県庁正面玄関で花束を受け取り、大勢の職員の拍手に迎えられて知事室へ。三日月大造知事らから表彰状と記念品などを受け取った。
三日月知事は「多くの人が宇田さんの頑張りに勇気をもらった」と称賛。宇田選手は「メダルよりもそれが一番うれしい」と笑顔で話した。
宇田選手はレースを振り返り「スイムが終わった時点で焦っていたので、バイクで最後のランのことを考える余裕はなかった。ランに入ると意外と走れた」と明かした。
今後は「とりあえず3年後のパリ大会を目標に一歩ずつ積み重ねていく」と話し「県民の皆さんにはすごく背中を押してもらった」と感謝した。
<中日新聞より>