タンザン鉄道(タンザニア・ザンビア鉄道(英: TAZARA (Tanzania-Zambia Railway)は、タンザニアの首都ダルエスサラームとザンビアのカピリムポシを結ぶ鉄道である。 中国によって開通した全長1859kmの鉄道。両ターミナル駅間は丸2日間を要する。タンザニアとザンビア間に合計10駅がある。
↑写真:Wikipediaより
1978年、タンザニアのサファリパークに行くため、ザンビアからタンザン鉄道でタンザニアを目指した。
飛行機なら2時間ほどの時間だが陸路を丸2日間かけての旅であった。この鉄道は1976年に中国の援助で開通したが2年後の1978年時点でまだ運転手は中国人だった。ジーゼル車で、利用したのは2等車で2段ベッド付きであった。車内販売の食事だった。食堂車はなかった。運賃はどれだけだったか覚えていないが飛行機より十分安い額だった。
ザンビアの始発駅カピリムポシでは発車時刻なっても列車はなく、確か5-6時間以上は遅れていたと思う。時間管理に緩いアフリカではこの程度遅れでも騒ぐことはない。平然、諦めなのかのんびりしたものだ。列車も日本のように速度は速くない。途中停車も結構長く止まる。
こんな長い列車の旅は初めてだったが列車からの風景はアフリカ特有のブッシュの連続で途中から飽きてくるのを覚えている。しかし、夜景のアフリカ大陸は美しかった。
道中は何もすることがなかったがのんびりとした往復の旅だったに違いない。また当時、ザンビアに滞在する日本人もそう多くタンザン鉄道を利用した人はいなかったと思う。みな飛行機を利用するので。。。。
今では楽しい貴重な経験である。