「ニンニンニン」の語呂合わせで「忍者の日」とされる2月22日、甲賀忍者発祥の地の甲賀市では、小中学校と幼保育園で忍者にちなんだ特別メニューの給食を子どもらが味わい、甲賀市役所では忍者装束で案内などの「忍務」に当たり、忍者の街を市民らにPRした。
↑写真:中日新聞より
給食は、忍者が食べて健康を維持したとされる「黒影ごはん」、手裏剣のイラストが描かれたかまぼこ入りのすまし汁、甲賀市特産の水口かんぴょうを使った野菜炒め、近江黒鶏のお茶の香り焼きなど、地元の食材で忍者づくしに。
↑写真:中日新聞より
甲賀市信楽町牧の雲井小では、児童が「おいしい」と話しながら味わった。3年の中森旦(あきら)さんは「肉がおいしい。ゼリーもあって良かった」と話した。
忍者装束での公務は、甲賀市観光企画推進課や庁舎受け付けなど14人。黒や紺など四色の衣装を着込んだ。課の加藤雅大主事は忍者になりきり「迅速に本日の『忍務』を終わらせるでござる」と意気込んだ。
甲賀市と甲賀市観光まちづくり協会、甲賀市信楽町観光協会は同日、伊賀忍者で知られる三重県伊賀市と伊賀上野観光協会、大阪観光局と、観光での相互の連携を強化し、地域活性化につなげる協定書を結んだ。
大阪市内での締結式には、甲賀市の岩永裕貴市長、伊賀市の岡本栄市長らが出席。趣意書では訪日外国人旅行者を念頭に「上質な広域周遊観光ルートを構築する」とし「都市型の観光資源を持つ大阪と、世界に通用する忍者などのコンテンツのある甲賀市、伊賀市が相互の連携を図ることで、地域活性化を目指す」などとしている。
<中日新聞より>