”スローライフ滋賀” 

【滋賀・近江の先人第242回】近江の醸造業界で重責を担った・田原権平(東近江市)

 3代目田原権平(安政元年-大正14年(1854-1925年)、近江国蒲生郡土器村(東近江市)出身の酒造家。

 初代権平は19歳の時、同郷の藤川清兵衛と共同で文化初年頃から相模国荻原町(元神奈川県高座郡)で酒造業を始めた。数年で大きな利益を得たが文化7年(1810年)に合資を解消し、郷里に戻って酒造業を始めた。

ヒストリー

3代目権平は安政元年(1854年)に生まれ、

15-16歳頃から病気がちの父に代わり家業を継ぎ、品質向上に務め、

明治36年(1903年)に小樽に支店を設け、明治39年(1906年)に日露戦争後の朝鮮大田に進出した。

明治42年東京に酒問屋を、

明治43年には西宮に醸造所を開設し東西の大都市に拠点を置き商売は繁盛した。

 3代目権平は本拠を故郷に置き、郷土の戸長、学務委員、村長や県会議員等の公職を歴任し、故郷の発展に貢献した。また、酒造業界で製造業組合の会長の要職に就いて業界の発展にも寄与した。

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