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”スローライフ滋賀” 

漬物日本一になった滋賀の漬物 大津・丸長食品

 皇子山総合運動公園の目の前、日本料理屋のようなたたずまいの店に入ると、色とりどりの漬物がずらりと並ぶ。大津市尾花川の「丸長食品」では、ゴーヤー、タマネギといった、ちょっと変わった漬物を味わえる。

 京漬物・千枚漬けの原料となる聖護院かぶらなどを栽培する農家が発祥。
1953年(昭和28年)に京漬物の加工の前段階「荒漬け」をするメーカーとして創業した。
今では約70種類を扱う。金井長光社長は「滋賀で取れる高品質の野菜で、おいしい近江漬物をつくりたい」と意気込む。
 「漬物、若い人はなかなか食べないよね?」と金井社長。

↑写真:中日新聞より

 漬物日本一を決めるグランプリに2013、14年に挑んだのは、若い人たちに漬物のおいしさを伝えるためだった。開発したまぜちゃい菜」が2014のグランプリに。日野菜の葉をメインにし、キュウリ、青トマト、青唐辛子、青シソの葉を刻み、名前の通り混ぜ合わせた。
 日本一となったのを機に、2016年には名神高速下り線の多賀サービスエリアにアンテナショップを開いた。
3年ほど前からはビワマスとダイコンを組み合わせた、かぶらすしのような「ますます繁盛」も開発。「どちらも名前はおやじギャグだけど、少しでも目立たせたい。自分は気に入っています」と笑う。

↑写真:漬物「イナズマ漬」(中日新聞より)

 その後も、若者に親しまれる漬物を生みだそうと、試行錯誤が続く。次の一手として、滋賀ふるさと観光大使で歌手の西川貴教さんプロデュースの漬物「イナズマ漬(づけ)」の販売を2017年に始めた
 龍神、風神、雷神と名付け、雷神はまぜちゃい菜をベースにトウガラシの量を二倍にし、ピリッとした辛さが特徴。風神は草津の春大根の葉とサンショウを組み合わせ、龍神は福神漬けをスモーク風に仕上げ、カレーに合う漬物として売り出した。
 「まぜちゃい菜」のファンという西川さんからの提案で商品化した。
草津市内で毎年開かれる野外音楽イベント「イナズマロックフェス」での土産物として売っていたが、風神雷神のイラストをあしらった、手に取りやすいデザインから注目を集め、今では人気商品の一つになった。

 金井社長は「滋賀は独特の食材が多く、それだけ漬物のバリエーションも増える。新しい漬物文化を大津から発信していきたい」と挑戦を続ける。

問い合わせ: 丸長食品
大津市尾花川13−14
077(524)5055 

<中日新聞より>
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