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「ふたばこども園」・「しが自然保育認定制度」東近江市内初認定

 東近江市市子松井町(旧蒲生町)にある社会福祉法人阿育会・「ふたばこども園」(板倉正直園長)が18日、滋賀県の「しが自然保育認定制度」の認定を受け、認定書が交付された。
滋賀県内では10団体目で、東近江市内での認定は初めて

 「しが自然保育認定制度」は、保育従事者による個々の子どもの状況や発達過程を踏まえた適切な環境づくりのもと、多様な自然体験活動を通じて子どもたちの豊かな人間性を育てる園の活動を支援するもので、活動に対して安全確保の強化や指導者の育成等の取り組みに補助金を交付している。
 同制度では、2020年度から自然体験活動を週10時間以上取り入れている園を「特化型」、週5時間以上の園に対しては「一般型」に分けて認定。
現在、特化型は2園、一般型はふたばこども園を含めて8園あり、いずれも申請に基づいて県が審査のうえ認定を行っている。

 今回認定を受けた「ふたばこども園」は2020年にふたば保育園から幼保連携型認定こども園に移行した園で、現在、0から5歳児まで161人の園児が通っている。


                ↑写真:滋賀報知新聞より

前身のふたば保育園時代より10年以上にわたり、全園児の日課として
(1)毎日20~30分、園周辺の田んぼにいる小動物や草花を観察する「あぜ道散歩」を継続。
園児は雨の日でも合羽(かっぱ)を着て散歩し、春夏秋冬、毎日変化する身近な自然のなかで興味関心、疑問を持ち「自ら考える力」を養っている。
(2)また、年3~4回、4・5歳児が「河辺いきものの森」(建部北町)を訪れ、森の探検や自然のものを使った工作に取り組んでいる他、
(3)同園のそばで「たんけんカード」を使ってもみじの種や虫などを探す「里山保育」も年2回ほど実施している。

 板倉園長は「どうしても就学後は教科書をメインに学習することばかりになってしまうが、当園では、『五感を使って学ぶ』ということをとても大切にしている。認定を機会とし、里山保育や自然保育を他の園にも伝えていきたい」と話している。

河辺いきものの森
東近江市建部北町531 河辺いきものの森ネイチャーセンター

<滋賀報知新聞より>
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