日本自動車連盟(JAF)滋賀支部は昨年10〜12月に実施した調査で、滋賀県内の一般道を走る車の後部座席でのシートベルト着用率が、28・2%だったと発表した。
全国平均を大きく下回り、都道府県ごとの順位ではワースト4となった。
調査は昨年10月11日〜12月3日、JAFと警察庁が全国で実施した。滋賀県内では一般道13カ所と高速道2カ所の計約6200台を目視で調べた。
道路交通法では2008年から、全ての座席での着用を義務付けている。
一般道での後部座席の着用率は全国平均が42・9%。滋賀県内では近年、全国平均に近い40%前後を推移していたが、今回は大幅に減少した。
JAF滋賀支部は、減った原因は分からないとしている。担当者は「シートベルトを着けていないと、追突した場合、後部座席でも車外へ飛び出す危険がある。ホームページなどで注意喚起し、着用を呼びかけたい」と話す。
高速道での後部座席の着用率は85・3%で、全国平均(78・0%)と前年値(59・3%)をいずれも上回った。
運転席の着用率は一般道で98・5%、高速道で99・7%。助手席ではそれぞれ94・5%と98・4%だった。<中日新聞より>