東近江市の「中野コミュニティセンター」(東近江市中野町)は昨年11月から、新型コロナウイルス感染症に対する偏見や差別をなくす「シトラスリボン」のバッジやストラップを無料で配布している。
↑写真:滋賀報知新聞より
この啓発運動は愛媛県の有志が始めたもので、愛媛県特産の柑橘(かんきつ・英語でシトラス)をイメージした黄緑の柑橘色のリボンがシンボル。3つの輪は、地域と家庭、職場を表す。
東近江市の中野地区での取り組みは、「中野コミセン」の人権担当職員が昨年10月、インターネットでシトラスリボンプロジェクトを知り、同地区人権まちづくり協議会と協議して賛同することを決め、プロジェクト事務局にロゴの使用を連絡してスタート。
コミセンの職員と中野地区の女性グループほのかな会(14人)が、クラフトリボン(紙バンド)を使ってリボン製作を始めた。種類は、レモン色(黄)とライム色(黄緑)、パステルミント(淡い青)。
・各種行事
・中野コミセン(東近江市中野町)で配布するほか、
・吉田整骨院(小脇町)
・中野ヴィレッジハウス(東中野町)
・武久商店(東中野町)
・ハピネス(東中野町)
・ハートピア(今崎町)
・中野郵便局(今崎町)
・まちづくりネット東近江(金屋2丁目)
・八日市図書館(金屋2丁目)
・センチュリー21(聖徳町)
などでも配布している。
2月24日には、中野地区の民生委員14人が独居老人宅約60戸を訪問する見守り活動にあわせて、シトラスリボンを配布した。
中野コミセンは「新型コロナ感染症で入院しても、地域に戻れば『ただいま』『おかえり』と声をかけあう温かみのある地域づくりをめざしており、リボンを通じて地域づくりの輪が広がれば」としている。
<滋賀報知新聞より>