6月1日付で滋賀県内初の将棋の棋士で現役最年少の「女流棋士」になった草津市の中学2年木村朱里さん(高島市出身)が13日、大津市内で記者会見した。
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↑写真:中日新聞より
木村さんは「小さいころから目指してきた女流棋士になれてうれしいが、これからがスタート」と意気込んだ。
木村さんは光泉カトリック中学2年で将棋部に所属。父親の亮弘さんと兄の亮汰さんが将棋をしているのを「おもしろそう」と興味を持ち、小学1年の時に亮汰さんと共に近所の将棋クラブで教わった。
多くの大会で好成績を収め、中学1年だった昨年8月の第42回全国中学生選抜将棋選手権大会女子の部で優勝。小学5年生で入ったプロ養成機関の関西研修会で対局を重ねて、女流棋12級になった。
普段は自宅でネット対局やプロの棋譜を見て勉強し、休日は大阪での研修会や師匠の教室で将棋を指す。
木村さんは「序盤の駆け引きや終盤の一手争いが将棋の魅力」と話し、自分の将棋は「受け将棋」と語る。同席した日本将棋連盟県支部連合会の大垣宏明事務局長は木村さんの将棋を「最後まで諦めずに指すのが魅力」という。
憧れの棋士は里見香奈女流4冠と西山朋佳女流2冠。1カ月早く女流棋士になった同級生の鎌田美礼さんについては「いいライバルになれたら」と望む。
木村さんは「最終的にはタイトルを獲得したいが、今はまだまだ厳しい。もっと力を付けて上を目指したい」と語った。
<中日新聞より>