「でっち羊羹(ようかん)」や「ういろ餅(もち)」で知られる近江八幡市玉木町の老舗和菓子製造販売「和た与」と近江八幡署が協力し、横断歩道での歩行者と車の交通事故ゼロを願った新商品「横断歩道ありがとう・ういろ餅」が完成した。
↑写真:中日新聞より
白と緑の横断歩道をイメージ。米粉と砂糖をベースに、サツマイモのペーストに白の薄いういろ(プレーン味)をのせ、緑はピスタチオのペーストを使った。包装紙には、横断歩道の近くで手を上げる和た与のオリジナルキャラクター「とび松」や県警マスコット「けいたくん」も描いた。
「和た与」は2021年秋、滋賀県警と「交通安全おもいやり さつまいも羊羹」を開発。今回は7月下旬に署から打診を受け、地域の交通安全に協力できればと2カ月かけて完成させた。サツマイモは沖島や大中などの市内産を主に活用。収穫期が限定されるため、今後も旬の素材を使った商品づくりを考える。
和た与で10月19日、田尾知仁署長らにお披露目され、販売をスタート。
店主の小川与志和さんは「商品に込めた思いが伝わり、地元で歩行者優先の文化がさらに根付けば」と期待した。
1ケース3個入り756円。
和た与
近江八幡市玉木町2丁目3
電話番号 0748-32-2610
<中日新聞より>