近江八幡観光物産協会は、寝具の西川で知られる西川(株)の初代当主・西川仁右衛門から12代目の甚五郎が暮らした近江八幡市大杉町の「西川甚五郎邸」の特別公開を催す。
日時は4月20日~24日までの10:00~12:00と13:30~16:00までの1日2回。
↑写真:滋賀報知新聞より
西川甚五郎邸は、江戸、明治、大正時代の建物で、近江商人の先駆けとして活躍した西川家の本家。
現在の南津田町出身の仁右衛門が19歳の時(1566年)、蚊帳をはじめ生活用品を販売したのが始まり。21年後には、現在の大杉町に「山形屋」の屋号で本店を構え、商家としての歴史が始まった。
仁右衛門は、現在の石川県と八幡を往来し、往路は蚊帳、復路は海産物を運んで行商に励んだ。2代目が蚊帳を萌黄(もえぎ)色に染色する改良を加えてヒット商品になり、販路を広げて「蚊帳の西川」と呼ばれるようになり、江戸奉行から「蚊帳問屋」に指定されるまでに商いを発展させ、江戸京橋に店舗を構えた。
明治9年(1876年)には大阪本町に大阪店を開設したが、主力商品の蚊帳の販売が不振になり、11代目甚五郎が商家の再建をかけてふとんの販売を手掛けて成功し「ふとんの西川」のブランドの基礎を築き上げた。
昭和16年(1941年)に法人化し、創業450周年を迎えた3年後の2019年にグループ社を統合し「西川株式会社」に改名した。
その2年後には、甚五郎邸敷地内に「西川甚五郎邸本店資料館」を整備し、西川家の歴史と商いの精神を今に伝えている。
明治9年(1876年)には大阪本町に大阪店を開設したが、主力商品の蚊帳の販売が不振になり、11代目甚五郎が商家の再建をかけてふとんの販売を手掛けて成功し「ふとんの西川」のブランドの基礎を築き上げた。
昭和16年(1941年)に法人化し、創業450周年を迎えた3年後の2019年にグループ社を統合し「西川株式会社」に改名した。
その2年後には、甚五郎邸敷地内に「西川甚五郎邸本店資料館」を整備し、西川家の歴史と商いの精神を今に伝えている。
特別公開では、西川文化財団職員から西川家の歩みや商いの家訓の解説、普段は公開されていない和室や洋室など、歴代当主が暮らした本宅を詳しく案内する。
参加費: 1人1000円(当日払い、見学およびガイド代、資料代など含む)。中学生以上対象。
定員: 各回15人。最少催行人数4人。宅地内は写真撮影と飲食はできない。
参加申込み: 平日と土曜日の10:00~17:00の間に近江八幡観光物産協会(TEL0748―32―7003)へ。
<滋賀報知新聞より>