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全国体力・運動能力調査 滋賀県内の中2女子過去最低、小5男女と中2男子は改善

 滋賀県教委は、中学2年生と小学5年生の男女を対象にスポーツ庁が実施した「全国体力・運動能力調査」の滋賀県内の結果を公表した。
合計点は中2女子が調査を始めた2008年度以降最低小5男女と中2男子は、18年度以降初めて上昇に転じた。



 全国との比較では、中2男子だけが08年度から全国平均を上回っている。小5男女、中2女子は22年度に比べれば全国平均に近づいた。
滋賀県教委は、新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類に移行したことでさまざまな活動がコロナ禍以前に戻りつつあり、体力向上の兆しが見られると分析した。

 調査は、滋賀県内の公立小学校223校、公立中学校103校で実施。握力や持久走などの8種目で各10点の点数をつけた。
 種目別の平均では、小5男子が全種目、同女子は長座体前屈など4種目で22年度を上回った。中2男子では50m走が7・97秒、立ち幅跳びが200・70cmで過去最高。同女子は長座体前屈、50m走で22年度を上回った。

 児童生徒や学校などに聞いた「運動習慣等調査」の結果も公表。運動時間は、全国と同じように小中男女ともに減少したが、中2男女は全国平均を上回った。運動部の加入率は、男女とも全国平均を超えているという。

 一方、「運動やスポーツが好き」と答えた割合は、小中男女で全国平均より低かった。1日に4時間以上テレビやスマートフォンを視聴する児童生徒の割合も上昇し、全国平均より高かった

 滋賀県教委保健体育課の青木克憲課長は、児童生徒が運動が嫌いな理由に、周囲と比べて能力が劣るという劣等感があると指摘し、「のびのびと運動ができるよう授業改善をしていく。テレビやスマホに負けないくらい運動やスポーツが楽しいと思ってもらえるようにしたい」と話した。

<中日新聞より>
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