島崎泉治、滋賀県蒲生郡日野町大窪出身。近江商人。
島崎家は当初、近江日野の薬の行商から出店を持ち、酒造業になった。
島崎七左衛門の二男「利兵衛」が現在の下野(栃木県)の茂木藩領藤縄に「栄屋利兵衛」で酒造業を始めた。
その後、黒羽、氏家、山内、烏山に出店し,酒・醤油の醸造,販売の他,質屋業や貸金業など,多角的な経営を展開した。
5代目利兵衛の長男「泉治」が6代目を継承したが以降、「島崎泉治」が襲名されている。
その頃、島崎家は茂木藩1-2位を競う御用商人となっていた。当時の藩主と日野商人の絆は深かった。創業後150年余の江戸後期には質屋も営んでいた。
島崎家には万延元年(1860年)作成の家訓がある。
株式会社「島﨑泉治商店」(しまざきせんじしょうてん)は、元禄16年(1703年)創業。かつて栃木県芳賀郡茂木町あった、清酒製造・販売を行う酒蔵である。代表銘柄の「泉月花(せんげつか)」をはじめとする製品群は濃醇な味わいが特徴。
「島﨑泉治商店」は2014年に廃業した。廃業以前から自醸をやめ、「島﨑酒造」に醸造を委託していたが、廃業後は「島﨑酒造」が「泉月花」の在庫分を引取り販売していた。
歴史
1703年(元禄16年) - 屋号「栄屋」で酒造りを始める。
1957年(昭和32年) - 株式会社島﨑泉治商店設立。
1999年(平成11年) - 「泉月花」全国新酒鑑評会入賞。
2000年(平成12年) - 「泉月花」全国新酒鑑評会入賞。
2001年(平成13年) - 「泉月花」全国新酒鑑評会金賞受賞。
2004年(平成16年) - 「泉月花」全国新酒鑑評会金賞受賞。
2006年(平成18年) - 「棚田の雫」販売開始。
2014年(平成26年) - 廃業。
「島﨑泉治商店」は2014年に廃業した。廃業以前から自醸をやめ、「島﨑酒造」に醸造を委託していたが、廃業後は「島﨑酒造」が「泉月花」の在庫分を引取り販売。
島崎泉治商店
栃木県芳賀郡茂木町茂木辺1720
栃木県芳賀郡茂木町の市街地中心部に酒蔵は位置している。
創業は元禄16年(1703年)で茂木の町で酒造りを始めて300年を超えた。栃木県内の酒蔵では2番目の歴史を数える。
敷地約1.300坪余り、その敷地内に土蔵造りの酒造工場があり、その中でも建坪100坪の酒の仕込み蔵は築200年を超え、江戸時代中期の建物と思われる。
重厚な土壁と両腕一抱え以上もある太い梁や柱は、見る人を圧倒させる。今でも毎年その酒蔵で泉月花の新酒が仕込まれている。
表通りに面した店舗は格子窓の風格ある建物で江戸時代後期の建築と思われる。
茂木本店は株式会社島崎泉治商店は近年まで営業していたがの2014年(平成26年)に廃業している。
また、島﨑家によれば、黒羽店と氏家店は明治33年(1900年)頃酒造に失敗し手放したということである。
今日に至るまで営業を続けているのは山内店の株式会社山星島﨑と烏山店は株式会社島崎酒造だけである。
また、島﨑家によれば、黒羽店と氏家店は明治33年(1900年)頃酒造に失敗し手放したということである。
今日に至るまで営業を続けているのは山内店の株式会社山星島﨑と烏山店は株式会社島崎酒造だけである。
江戸時代に酒造業を起こした初代島﨑利兵衛から数えて5代目の利兵衛の弟、彦兵衛が分家し、その子「熊吉」が栃木県那須烏山市で嘉永二年(1849年)以来、酒造業を始めたのが、今日の「島崎酒造」となった。
島崎酒造
栃木県那須烏山市中央1-11-18
株式会社山星島﨑
栃木県芳賀郡茂木町山内2148