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【東近江・身近な昔探訪】第11回・旧八日市市金屋通りにあった「近江鉄バス八日市車庫」(ターミナル)」

 
↑元「近江鉄バス八日市車庫(ターミナル)(現太子ホール)
 
 現在の「太子ホール」前には聖徳太子像があるが2005年(平成17年)に建設されている。かつて、「近江鉄バス・八日市車庫(ターミナル)」があった場所である。昭和30年代か40年初め頃まであっただろうか。
 
 旧八日市市金屋通り(旧八風街道)の両側にはずっと店が並ぶ八日市市のメイン通りのセンターに、「近江鉄道バス八日市車庫」は、旧八日市市を中心とする湖東地域のバス路線の起点(ターミナル)となっていた。
 
 当時の八日市市周辺の公共交通機関は近江鉄道と近江鉄道バスであり、現在東近江市になっている旧永源寺町、湖東町、愛東町、能登川町、蒲生町などとのバス路線が多数あった。しかし、近江鉄道八日市駅にはバスターミナルのスペースがなく、鉄道は「八日市駅」、バスは「八日市バス車庫」の2つがセパレートしてターミナル機能の分散をしていた。従って、八日市駅から徒歩でバス車庫まで5-6分間往来していた。
 
 昭和30年代後半から40年に始まった大衆モータリゼーション到来と共にバス利用は急激に減少、この場所のバス車庫の機能低下により八日市バス車庫は、時期は覚えていないがやがて八日市東本町地域に移設した。しかし、バスの車庫は移設してもバスターミナルの機能は失われて行った。
 
 現在の「太子ホール」の場所が、「近江鉄バス・八日市車庫(ターミナル)」であったが町の変遷や歴史を知る人は日々少なくなりつつある。
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