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12/18 近江八幡・地元産弦楽器で弦楽四重奏Xマスコンサート

 近江八幡市内の工房が作ったバイオリンとビオラ、チェロを使った弦楽四重奏のクリスマスコンサートが12月18日、近江八幡市内の旧伴家住宅と、まちや倶楽部(旧西勝酒造槽蔵(ふなぐら))で開かれる。
 近江八幡と姉妹都市のイタリア・マントバにある国立音楽院管弦楽団の首席ビオラ奏者、森脇崇さん(大津市)らが、歴史的建造物を舞台に奏でる。


↑写真:中日新聞より

弦楽四重奏のクリスマスコンサート
開催日時: 12月18日(土)
場所・開演時刻:
 ・旧伴家住宅 (近江八幡市新町3丁目15)、14:00
 ・まちや倶楽部(旧西勝酒造槽蔵(ふなぐら)) (近江八幡市仲屋町中21−21)、17:00
入場料: 2500円。*旧伴家住宅のチケットは完売
演奏者: 森脇崇(ビオラ)、塚本ひらき(チェロ)、 山森温菜・加納あゆり(バイオリン)、
曲目: ビバルディの「四季」や、1978年に東京で開かれた世界歌謡祭で最優秀歌唱賞を受けたジーノ・メスコリの「愛のおとずれ」など、イタリアで愛される作曲家の曲を中心に演奏。

問い合わせ: まちや倶楽部 (0748ー32ー4654)

 森脇さんは2011〜2012年、マントバを初めて訪れた際、国立音楽院の学長と会い、現地で演奏した。当時インターネットのニュースで、近江八幡市江頭町で弦楽器を製作する細野正洋さん(79)を知った。近江八幡とマントバは、天正遣欧使節が安土城を描いた屏風(びょうぶ)をローマ法王に献上するためにマントバを訪れたことから姉妹都市提携を結んでおり、不思議な縁を感じたという。

 細野さんが手掛けた2014年製のビオラを愛用し「近江八幡の弦楽器の柔らかい音色を、地元の人にも知ってもらえれば」と考えた森脇さん。「マントバで出演した中で最も感動したのはクリスマスコンサート」といい、日本で同じようなイベントを開きたいと思い描いていた。

 近江八幡市出身の奏者で、細野さん作のチェロを使う塚本ひらきさん、塚本さんと親交がある若手バイオリン奏者の山森温菜さん、加納あゆりさんの協力で、12月の近江八幡に先立ち、10月には京都府亀岡市で四重奏が実現した。

 細野さんは51歳でエンジニアを辞め、古い家具を集めて修理するようになった。その後、指導で滋賀を訪れたNHK交響楽団のビオラ奏者の男性と知り合ったのをきっかけに、弦楽器の製作を始めた。
 米国のバイオリン製作者の協会誌を読み込み、イタリアとドイツから素材を取り寄せ、独学で製作を始めた。2000年に初めてバイオリンを完成させ、これまでに手掛けた弦楽器は109本に上る。「私が作った楽器の音が重なるのは楽しみ。奏者と接点ができるのもうれしい」と話す。

ウォルナット 弦楽器工房
近江八幡市江頭町943−2

<中日新聞より>
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