端午の節句を前に、東近江市の「近江商人屋敷」と「東近江大凧(だこ)会館」では、武者人形や、コイを描いた凧を展示している。5月8日(日)まで。
↑写真:中日新聞新聞より(東近江大凧会館)
屋敷の一つ、外村繁邸(東近江市五個荘金堂町631)では、戦国武将の豊臣秀吉率いる本陣を再現した陣中飾りがずらり。江戸時代後期の1853年の制作で、きりりとした勇ましい表情が目立つ。
当時の商人は京都や大阪などの出店先で、来客に感謝を伝え、子孫の成長を願うために店で人形を飾った。その後、地元の五個荘に持ち帰り、家族や地域住民にも披露していたという。
屋敷の河内源章館長は「保存状態も良く、これだけ多くの武者人形が残っているのは貴重。たくましい表情と、職人の技術力の高さを見てほしい」と話す。
東近江大凧会館では、コイを題材にした凧23点を出品。28日からは地元ゆかりの偉人、聖徳太子の凧10点も追加展示する。
絵柄は、黒や赤のコイを持ち上げる金太郎が多く、力強さを表現。津軽凧(青森)は、骨組みに竹ではなくヒバを使っており、額に入れた絵画のような存在感を放っている。
4月26、27日、5月6日は休館。
5月1日(日)にはこま、5月8日(日)には太子の凧を作る体験教室がある。参加申し込みを受け付け中。
問い合わせ: 東近江大凧会館
問い合わせ: 東近江大凧会館
東近江市八日市東本町3−5
0748(23)0081
0748(23)0081
<中日新聞より>