近江八幡市安土ゆかりの戦国武将・織田信長に興味を持ってもらい、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ観光の起爆剤にしようと、近江八幡観光物産協会が信長や安土の歴史などについてイラストを交えてわかりやすくまとめた「織田信長解体新書」を制作した。 6月16日から安土城郭資料館で希望する来場者に配布する。 NHKの大河ドラマ『麒麟がくる』で戦国時代に注目が集まると見込んだ同協会が、歴史に興味がない人にも信長や居城だった安土城に興味を持ってもらい、地元の観光振興につなげることを目的に企画した。 表紙には信長に接見したポルトガルの宣教師、ルイス・フロイスがまとめた歴史書『日本史』をイメージした渋い赤色を採用。全16ページでイラストや4コマ漫画を交え、歴史に興味がない人や小学生でも楽しんで読めるように仕上げた。 近江八幡市内の観光情報も掲載されており、同協会の担当者は「感染が不安で団体旅行の参加が難しい人も一人歩きをしながら観光を楽しめる」という。 6月16日から安土城郭資料館で配布する他、2冊目以降は1冊50円で販売する。 問い合わせ: 近江八幡観光物産協会(0748-32-7003)
<産経新聞より>