ホタルの飛び交う里山づくりを目指す全国6市町による「全国ほたるのまち交流会」が6月17日、米原市役所で開かれた。
オンライン参加も含め、市町職員やホタルの保護活動に携わる人たち計約60人が集い、話し合った。
↑写真:中日報新聞より
1989年(平成元年)に旧環境庁により選定された「ふるさといきものの里」のうち、ホタルの里として選ばれた自治体が集まる。
米原市のほかは愛知県阿久比(あぐい)町、和歌山県紀の川市、岡山県真庭(まにわ)市、山口県下関市、北九州市。
米原市内からは4つの取り組みが紹介された。米原市立大東中学校科学部は、学校周辺のホタルの生息数や河川の水質調査の結果を発表。ホタルの数の減少要因の一つに水質悪化が影響していると考察し「水質以外の要因も調査を続けたい」と語った。
6市町による意見交換の時間では「ボランティアの高齢化で苦労している」といった課題や、ホタル観賞用のかご「蛍籠」づくりを通して地域交流の場を設けている下関市の取り組みなどが取り上げられた。
交流会は昨年まで「ほたるサミット」として計32回開かれたが、今年から名称が変わった。来年は阿久比町(愛知県)で開かれる。
<中日新聞より>