日本刺繍 nuinui のブログ

日本刺繍をつづります

北國新聞文化センター『日本刺繍教室』の作品

2018-07-25 17:47:42 | 日本刺繍教室

猛暑が治まりませんネ
今日は香林坊教室の日でした
昨日は病院へ~
それから、明日、明後日、土曜日までお出掛けが詰まっています




香林坊教室のYさんの作品です


爽やかな色合いの「百合の花文様」の
総刺繍の着物です



前身頃、後ろ身頃の仕上がりで刺繍台から外したので、雰囲気だけですが
”ちょっと見せ”です
























ほとんどのステッチが菅引きで仕上げられています

とても、手の込んだぬい方なのです








全部仕上がったら又アップさせて頂きます
ネ~











40度のお話
10数年前の話・・(笑)ですが・・
新聞社のイベントで、中国蘇州へ行った事があります
その時、蘇州も40度の猛暑でした。歩いていると、自分の体温の方が低いので身の周りが逆に涼しく感じる不思議な体験をしたことがあります

あれから10数年過ぎて今の日本!「あの時と同じだ~」と、すっかり忘れていたあの時の事を思い出しました

蘇州といえば「蘇州刺繍」です
イベントの中に「刺繍工房」見学も組み込んで頂き、工房の中の中まで見せて頂きました

その時は、暑い~と文句ばかり言っていましたが、今振り返ってみればとても有りがたいことでした

















教室作品 『あしらい繍』

2017-12-11 15:36:09 | 日本刺繍教室

12月も半ば・・・

 いよいよ迫って来ているな~と思いながら
 何もしていない
  何もしたくない

 どんよりと雪模様の金沢からです





横安江町の教室
Sさんの作品です

Sさんが若いころお召しになった着物に「あしらい」を施しています

お孫さんや、ひ孫が、袖を通してくれたらうれしいんだけど~~とおっしゃりながら




まだ、途中なのですが、とても綺麗に前身頃が出来上がり













刺繍台から外したので、途中ですが・・・お披露目です・・・











これだけ沢山の「あしらい」を、入れる事は余りありませんが、繍い始めたらやめられなくなるのが、「あしらい」です

~時間だけはタップリあるのですから頑張ります~



絹糸が艶々

日本刺繍の糸は「釜糸」といい、
撚りの掛かっていない糸のことです

この糸の魅力に惹かれて日本刺繍に入門する方が多いですよ







少し晴れてくれないかな~
お出掛けしたいのだけど~
ぶつぶつ言いながらの~昨日と今日~
冬眠生活です


       











































教室作品

2017-11-25 21:09:58 | 日本刺繍教室

久しぶりの教室ニュース
作品途中なのですが・・・・




百合の花の横置柄の、着物の下絵です

画像が薄くて見ずらい

刺繍の下絵はなるべく細い線で下絵を描くようにしています
(正確な繍いが出来るような気がするのですが~私だけ?~)














百合子ちゃんというお嬢さんの為に
母は頑張っていらっしゃいます





















少し”カタチ”が見えてきました


写真が下手
実物はモット、モット綺麗ですよ~






雑記



筥迫仕立ての講習会に参加しようと
ただ今、筥迫の仕立ての手順を少しでも頭に入れようと頑張っているけど~

何個作ってもダメだ~

だから、講習会に行くのだ・・・と
居直っている私です



今日も寒い雨の一日でした















御所解模様

2017-04-26 21:19:06 | 日本刺繍教室
さくら、さくらと騒いでいたと思ったら、もうゴールデンウイーク目前!!



お教室の、Tさんの作品です

『御所解模様』を刺したかった~
とおっしゃって、仕上げられました
(後で、額に入るそうです)


私も『御所解模様』大好きです

いろいろ、物語が秘められていて、
女性の心をくすぐるのよネ~











御所解模様とは・・・

江戸時代、大名の奥方や御殿女中の
衣裳に、丹念に絵付けされた友禅染や、一針一針繍いあげらた刺繍の衣裳で、この時代の、贅沢な着物に見られる文様です
















四季草花の図に、御所車や、桧垣、扇、几帳など・・

蓑や、笠などが配されています

能や、源氏物語などの豊かな教養が
織り込まれた意匠です












昨年の秋
成巽閣での催し物のご案内のものです

写真下に『御所解模様』の着物がありますが、展示の中に沢山の『御所解模様』の衣裳がありました
夜具に至るまで・・

それも、総刺繍のものがほとんどでしたね~

今その時の情景を思い出しています

江戸の文化
今更ながら素晴らしい






『御所解模様』の名は、明治時代初期に付けられたそうです・・・

『御所解模様』の名は、明治維新の後、小袖を一度解いて、仕立て直したり、売却されたりしたから『御所解』の名がついたとか・・・

          


















色留袖制作中

2017-04-19 21:26:59 | 日本刺繍教室
今日は『横安江町』の外のお教室でした



お休みしていた、Iさんが姪ごさんの色留袖の続きを、頑張っています


前身頃の出来上がり

クジャクの羽の色、コバルトブルーでとてもきれいなのですが、お伝え出来ないのが残念






















左後ろ身頃出来上がり














右後ろ身頃途中・・・です


クジャクが羽を広げた図案を、希望されたのでこの下絵を描きました

この面のどこかにお猿さんが隠れているのですよ~

この着物を着る姪ごさんのお守りだそうです

出来上がりましたら、又お披露目しますね








今日の金沢は、昨日と変わり寒く、時折、強風と雨、そして晴れるという変なお天気でした

お二人お休みで5名のお教室でしたがいつも、お喋りに始まり、お喋りに終わるのに(笑)今日はまじめに刺繍していますので、パチリと納めてみました