日本刺繍 nuinui のブログ

日本刺繍をつづります

ゆく年・くる年

2016-12-31 16:22:45 | 雑記


「中山 きよみプラス13」の思い出として、「飾り筥」展の作品集を作りました

始め考えていたページ数より、多くなり「本」らしくなりました



編集してくれた美紀ちゃん、ありがとう
何回も、何回もやり直してくれて~
年末に向かって、忙しい思いをさせました!

教室に持っていったら、みんなビックリしていました 「本」になっているヮ~」って
良い思い出を残すことが出来ました
   ~感謝です~




今年を、振り返ってみれば・・・・

私生活も、教室も、作品展も、アクシデントなく、無事終える事が出来たことに安堵しています


一つだけ!
私にとっての「ビックリ」は、パソコン教室に通い始めたことです

一番の苦手
嫌い
な事に挑戦する事になろうとは、夢にも思っていませんでした

小池知事ではありませんが、スカイツリーから、飛び降りたような話(笑)




必要に迫られ、追い込まれるような気持ちで通い始めて、10か月程・・

どうせ始めるなら、ついでにブログもはじめてしまぇ~と、半ばヤケッパチ

文字入力も、おぼつかなく、見かねた先生が、最初のうちは、文章入力してくれました



今でも、2時間掛けて仕上げたブログが、一瞬の内に、消えてしまったり、写真が思った場所に入らなかったり

もう~画面もグシャグシャ!
   気持ちもグシャグシャ!

未だに、思い通りになってくれないパソコンに、振り回されています
でもね~
最近、少しパソコン教室、楽しくなってきています
先日は、カレンダー作りに参加したりして
〇〇歳からの手習いかな~
気長に続けてみよう
  

皆様、どうぞよいお年をお迎えください
来年もよろしく、お願いします

                2016年 晦日










今日思った事

2016-12-26 22:57:20 | 日本刺繍作品


今日思った事!とは関係ない画像です


ある日の教室での作品です

お孫さんの為に頑張ったRさんの全通柄の刺繍帯です

日本舞踊を習っていらしたお孫さんの為に

何個の「華てまり」が並んだのか忘れてしまうくらいです
とても素敵な帯に仕上がりました



今日の朝刊に
「高齢者万引き 摘発の四割」
という記事が記載されていました

「お金がもったいない」
財布に10万円、少しでも貯金・・・

こんな見出しで・・・




読んでいる内にだんだん暗い気持ちになりました
どうしてなんだろう
お金がない!という問題ではないよね~

やりきれない気持ちでいたら、お昼過ぎのテレビで、愛知県の正法寺の女性僧侶の、青山
俊董さんの「泥があるから花は咲く」と言う本が紹介されていました

最近は似非(似ているが本物ではない)大人の急増で、自分の!したい!を通し人生の交通事故を起こす人が多いという






人生は、円であるという
円相は始めも終わりもないという意味で
一点を押さえても、終着点であると同時に出発点だという





少し救われて、一日を終われそうです

ついでに、綺麗な作品で、気分転換をしましょう












定家文庫 「秋麗」

2016-12-21 21:33:34 | 筥迫&筥



お正月も目前!!
11月にアップしようと思っていたのに・・

すっかり季節外れですが~~







刺繍が出来上がり、まだ刺繍台に布が張ってある状態では、綺麗
に出来たーと思っていたのです

でも、「はこ」に仕上がってみたら
図柄が合っていないし、折角の薄の穂が、角、角で曲がって見苦しくなってしまいました



秋の陽を受けて、キラキラ光りたなびいている、薄き野をイメージして穂先の繍い方も、何色にもボカシてキラキラさせたつもり・・・
近くで見ると、綺麗に輝いています

でも~余り効果なしでした






お仕立て下さった筥迫先生も、四隅に柄合わせがあるのは、とても大変だったとおっしゃいました

うっすらと、膨らみのある仕立てですから、下絵を描く時にもう少し綿密な計算をしないと!ですね!
反省材料です


もう一度チャレンジしてみます(何時になるかわかりませんが



「はこ」を開いたとき、思わず「ワァ~」と言ってしまいます
  このトキメキを分かちあいたくて・・・アップしました









小袖屏風

2016-12-13 20:23:44 | 日本刺繍作品
作品展の後始末!
暮れの慌ただしさ!
アッ!という間に、日が過ぎていきます
寒くなって、動きが緩慢
 ~でも、老骨にムチ打って頑張っていますョ~


書類、写真の整理をしていたら、小袖屏風の写真を発見

この頃は、「小袖」「小袖」と小袖念仏を唱えていましたね!

朱色の小袖はKさん
紫色の小袖はYさんの作品です
色違いの作品を対で、展示しました
  
立派な作品でした


古い小袖を屏風に仕立てた作品は、よく拝見しますが
この2点の屏風は実物大の下絵を描き、反物から、染めをオーダーして、小袖のパーツをバラバラにして、刺繍を刺していす


本当に、根気のいる地味な作業です~

でも、それ以上に大変だったのは、表具師さんでした
バラバラに分解すると沢山のパーツです

衣裄に掛けた袖の折れだけでも2つのパーツです

屏風上の衣裄の横棒は、本物の塗板を張っています
吊るしている紐は、上野、道明さんの紐を使っています

皆で、本当に頑張りました






   作品展の回数は多くありませんが、一回、一回が
   本当に楽しい思い出です


   昔の話ばかりするようになると、先が無いとか(笑)