11月も半分過ぎました~
冬もそこまで来ていますね~~
シーンと音のするような静かな晩秋の夜、どこからともなく聞こえてくる笛の音
~どこから~
こんな事を思いながら、この作品の下絵を描いていました
Kさんの作品展出品作品の江戸型筥迫
「忍吹枝」です
Kさんにピッタリと思い繍って頂きました
Kさんは以前、篠笛をお稽古していました
(笛)と言うことで「忍吹枝」と題された曲の名前を、作品名としてお借りしました(先生の了解を得ています)
”晩秋の兼六園輝く”
11月17日
北國新聞からお借りした写真です
ライトアップされた兼六園
この紅葉の街並みも、もうすぐ冬の季節に・・・・
白、一色に変わっていきます
紅会出身の、矢部博子先生のお教室の作品展は、技術の確かさを感じと言うか・・”ホッ”とするのです・・
昨年の私達の作品展に、お運び下さった方々とも再会でき、楽しいひと時を過ごしました・・
勿論、「筥迫先生」の作品も美しいです 14日(火)まで
オレンジギャラリー
12:00~18:30
(14日 17:00迄)
「日本刺繍作品展」の開場が12時だったので、10時過ぎに東京駅に着いた私たちは(3人の珍道中)
『三井記念美術館』へ・・・
『驚異の超絶技巧!』を観に行きました
驚異の超絶技巧
私の美術館めぐりは、とても偏っています
江戸・明治・大正・・・時代の
お抱え職人として、作品造りに没頭できた江戸時代
明治になり、お抱えを解かれた職人が技術を競って作品を作り上げた時代・
・・・・だったのでしょうか・・・
日本刺繍の作品も、戦前までは手の込んだ作品が沢山残っているのですが・
この年齢になると時間があるような、無いような・・微妙な年齢ですが・・
精進して、何かを残したいと思う今日この頃です
行きも帰りも無料バス・・すごーく得した気持ち・・庶民だな~~
比較的、穏やかな3日間です
筥迫展出品のAさんの作品です
仏教と共に、中国から日本に伝来し、物語などに登場するシンボル・装飾文様に用いられています
鳳凰は霊泉、甘い泉の水だけを飲み、100年に一度、実を結ぶという竹の実を食べ、梧桐の木にしか止まらないという・・・
鳳凰のデザインは沢山あるけど・・・
長い羽根がどこまでも繋がっている!
そんな思いでこの作品の下絵を描きました
横長の筥迫、しかも小さい!ので
うまくいったぞ~と思っていたのに~
ああ~そうか~
立体で”もの”を考えられない悲しさ
桐と梧桐(青桐)は、全く異なった種です
アオギリを梧桐、キリを白桐・・・ですがこれを総じて「桐」と呼んでいる
桐は、古くから良質の木材として重宝され、伝統的に神聖な木とみなされ、家紋や紋章の意匠に取り入れられた
日本には、白桐を元に意匠化された家紋が幾つかあります
それを総して、桐紋、桐花文と言う
桐は鳳凰の止まる木として、神聖視され、嵯峨天皇の頃から天皇の衣裳の刺繍や染め抜きに用いられるなど、「菊の御紋」に次ぐ高貴な紋章とされた
又、中世以降は、武家が望んだ家紋で足利尊氏・豊臣秀吉なども天皇から賜っている
この為「政権担当者の紋章」という認識が定着する
近代では「日本政府の紋章」として大礼服や勲章の意匠に取り入れられたり、菊花紋に準じる国章として、ビザ、パスポートなどの書類や金貨の装飾に使われたり、一万円札の裏にも描かれている
「内閣総理大臣の紋章」として、官邸の備品や総理の演台に取り付けられるプレートに使われている
又、皇宮警察本部や法務省では「五三の桐」が紋章として使用されている