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塩素消毒しない
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ご無沙汰してます

2013年02月17日 | 温泉旅行あれこれ

ご無沙汰してました。

夫が体調を崩してしまい、しばらく温泉旅行できずにいましたが、
今月に入って、親戚から温泉旅行に誘われ、5ヶ月ぶりに温泉に行ってきました。


旅館到着日は、雪もほとんど無く、冬枯れの庭の景色もわびしい印象でしたが、夜中に雪が降って、翌朝は綺麗な雪景色になりました。


↓旅館にチェックインした日の渡り廊下と庭の様子。











↓翌朝の庭の様子。やはり庭には雪景色が似合う。池は凍ってました。
 


今回の写真は↑の2枚だけです


温泉はもちろん、旅館のスタッフの方達も皆さん相変わらず気持ちの良い応対で、レトロな旅館の雰囲気も相まって、同行した親戚達も喜んでくれたので、良い旅行になりました。




今回、立ち寄ったお蕎麦屋さんとカフェの紹介を少々。
どのお店もお奨めです
(写真無くてごめんなさい)



蕎麦の茶屋 丸山
http://www8.shinmai.co.jp/soba/sobaten/data/284.php

ネットの「信州そば漫遊」というサイトで見つけて、今回の旅で初めて訪問。

「化学調味料を一切使用しない」点に惹かれました
平日は少なめに蕎麦を打っているとのことで、行く前に確認の電話を入れておく方が安心みたいです。

新しくて綺麗な店舗、窓も大きく開放感があって明るい

天ぷら+もり蕎麦のセット1500円と、青豆で作った豆腐(たしか500円くらい?)をいただきました。

天ぷらは、海老と、パプリカ、大きなスナップエンドウなど色々な野菜があってボリューム満点
小食の人は天ぷらは単品で1つ注文して二人でシェアでも良いも(^^)

お蕎麦も豆腐も美味しかったし、蕎麦湯も濃い目に作ってあって満足でした

別腹の甘味もメニューにありましたよ(私は食べなかったけど)。

小諸インターから6~7分でアクセスもまあまあです。

 


別所温泉 風乃坂道
http://www.kazeno-sakamichi.jp/

ここは、今回「るるぶ信州」で見つけたカフェ。初訪問でした
今まで何度も別所温泉を訪れていたのに、このお店のことは気づかなかった

旅先で都合よく美味しいコーヒーを飲めるお店なんて、なかなかないのですが、
ここの温泉珈琲は、まろやかで美味しかったです
手作りのレアチーズケーキも美味しかったですが、サービスでいただいたスコーンがまた更に美味しかったです

お店の雰囲気もかわいらしくてアットホーム。良い雰囲気でした。
2歳の可愛い女の子がおしぼりを手渡しに来てくれました(^^)

次回、別所温泉に行く時にも、チェックイン前にコーヒー飲みに立ち寄りたいと思いました。

 


そば処 上條 (安曇野穂高)
http://www.kamijo.com/index.html

花屋旅館をチェックアウトして、穂高まで足を延ばしこちらでランチ。
このお店は、5年ほど前に穂高の「なごみ野」に泊まった時に初めて訪れて以来、長野方面に旅行するついでに何度か訪れてます。

お蕎麦屋さんなんだけど、洋館のような建物の雰囲気がちょっとおしゃれ

お蕎麦屋さんなんだけど、なぜか手作りのアップルパイも楽しみだったりします
でもアップルパイは一度にホールで2つ分くらいしか焼かないそうなので、どうしても食べたい場合は予約しておくと良いです。テイクアウトもできます。

お蕎麦は、最初の一口を水蕎麦で食べるのですが、蕎麦の甘み香りが良くわかって美味しいです。

サイドメニューもけっこう充実していて、桜カツ(馬肉のカツ)、チカ(ワカサギに似た白身の小魚)の天ぷら、刺身こんにゃく、手作り豆腐が美味しかったです

穂高駅の近くです。あの辺りはアルプスの山々が眺められてすばらしいですね~。わき見運転注意です

 




おわり


食事の有無が選べる温泉付きホテルに泊まって自由を満喫

2011年08月05日 | 温泉旅行あれこれ


さて、「震災後、温泉熱が冷めた」と言いつつ、7月中旬にちょっと旅行しました。

行程は、清里→蓼科→妙高高原。

目的は「温泉」よりも、「高原の空気吸いたい!」 「自然の中をハイキングしたい!」というものですが、
結果的に、すべて温泉のあるホテルに泊まりました。

清里の清泉寮、蓼科のホテルハイジ、妙高高原の赤倉観光ホテル。
すべてリピート泊です。

3軒とも温泉はあるものの、シティホテルと同じ泊食分離が可能な営業形態。
その自由度が今回の宿選びのポイントでした。
どの宿も、予約の段階では、夕食を付けませんでした。

その結果、非常にのびのびと自由な気分で旅行を楽しむことができました!

 

以前にも、このブログで
『温泉には泊まりたいけど、旅館の料理を食べるのが苦痛な時』
http://blog.goo.ne.jp/nuit-anex/e/ba078ee0309d1c9163a911a6d61f685f

という記事を書いたことがありましたが、
しばしば、「旅館」のお仕着せシステムに少々疲れてしまうことがあります。


昨年あたりから、自宅での夕食の内容を控えめにしたり、夕食を早めに済ませてしまう生活に切り替えたこともあり、
夕食の有無、開始時間、内容を選べない旅館のシステムがネックに感じることが多いです。


食事の有無の選択はもちろん、たとえば8品の懐石料理の1品ずつをバラバラにして売るアラカルト化とか、旅館ももっとフレキシブルになれば良いのにと強く思うこの頃です。

 


ご無沙汰してます

2011年06月06日 | 温泉旅行あれこれ

ご無沙汰してます。

お正月のレポ以来更新が止まってしまって、お恥ずかしい限り。
とりあえず、あまりにも季節外れになってしまった雪景色のテンプレの風景を変えました



私の近況ですが、地震を境に、温泉旅行の頻度はグーンと減りました。

地震の前は月に数回は温泉旅行してましたが、
地震後は、4月に2回のみ!5月は0回でした!

温泉や旅行が嫌いになったわけではないし、
時間的経済的な制限があるわけでもないのですが、、

強いて理由を考えるならば、
ある種の「喪失感」が、出かけようという熱意を奪ってしまったのかもしれません。


放射能汚染によって、東北地方のみならず、日本という故郷を失いつつあるような気分になっている今日この頃

それに加え、国家の膨大な赤字や首都直下型地震なども考えると、
外国への移住」という選択肢が何度も頭をよぎったります。←弱気


とはいえ、4月に行った2回の旅行(別所温泉と箱根)は楽しかったですし、温泉旅行にはきっとまた行くと思います。

そしてレポも少しずつアップしたいと思います。


ヤマザキマリさんの「テルマエ・ロマエ↓ 最近買って、ちょっとずつ読んでます。

古代ローマの建築技師ルシウスが、事ある度に日本の銭湯や温泉にタイムスリップしてカルチャーショックを受けつつ、
そのアイディアを古代ローマの浴場建築に生かしていく…という奇想天外なストーリー。

かなり無理のある設定ではあるけれど、お風呂好きとしては素直に楽しめる。
外国暮らしゆえに日本式のお風呂に入れない著者の「お風呂への渇望感」が、作品を通してひしひしと伝わってきます(^O^)
温泉好きの人が感じる「温泉切れ」の感覚に似ているかもしれません。


作品に登場する日本の温泉地のモデルは、温泉好きならばすぐに分かることでしょう。
それも楽しみの一つ。

ルシウスが日本のお風呂文化に触れて驚く時の表情が、
楳図かずおの「恐怖」ちっくで、笑えます。

自宅のバスタブで、半身浴しながら、1話ずつ読んでます。
読むと温泉に行きたくなったりしますw。




紅葉 奥日光・竜頭の瀧 中禅寺湖から上は うっすら色づき始めていた

2010年10月06日 | 温泉旅行あれこれ
紅葉 日光 竜頭の滝   中禅寺湖から上はうっすら色づき始めていました。
ニュイ☆別館 塩素消毒しない 源泉掛け流しの 温泉旅館 宿泊記 
***

いろは坂でのすさまじい渋滞にうんざりした経験があるため、
奥日光の紅葉を見に行くことは避けるようにしてますが、
まだ本格的な見頃を迎える前の奥日光に、一足先に行ってきた。

人は多かったけど、ひどい渋滞は無かった。

先週末の様子。
茶屋のある竜頭の瀧「下」から竜頭の瀧「上」まで、滝と紅葉見ながら階段登って約20分です。


 竜頭の瀧「下」。茶屋の入り口の看板。


 
 茶屋の下の橋から。


 
 茶屋から上に行くほど色づき始めた葉が増えていきます。


 
 


 
 階段、中ほどにある写真スポット。


 
 


 
中禅寺湖の紅葉の見頃は今週末くらいかも知れない。 



宿レポ一覧はこちら

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栃木県 日光市 霧降高原道路のツツジ

2010年06月22日 | 温泉旅行あれこれ
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栃木県 日光市 霧降高原道路のツツジ
 

2010年5月中旬のこと。

手白澤温泉に行くために、日光I.C.から女夫渕温泉に向けて、霧降高原道路を走った。

霧降道路沿いのツツジの群落が綺麗だったので、アップしておきます。

このルート、何年も何度も通っているのに、ツツジを見たのは初めてでした。
実は、ツツジの名所であることも、、、その時まで、知らなかった(^^;)
 
日光宇都宮道路の日光I.C.から降りて、霧降大橋を渡って直進し、
坂を登りきったところにある分岐。右に行きます。

 

さらに走ると、霧降滝と栗山方面への分岐。
霧降滝を見るなら右。栗山方面は左へ。
 
 
 
 リフト乗り場のある丸山辺りまで、こんな感じにツツジが咲き乱れてました。
 
丸山を過ぎると、後半は牧場の風景の中を走ります。
この日は晴れてましたが、この辺りは、霧が濃くて視界が悪いことも多いです。
 
169号線に突き当たる交差点に大笹牧場のレストハウスがある。
ここで霧降高原道路は終わり。
女夫渕へは交差点を左折。

写真の赤い屋根は、大笹牧場のレストハウス。
ここのソフトクリームけっこう美味しかった。
ジンギスカンなど食べられる焼肉レストランもあります。


手白澤温泉ヒュッテのレポはここをクリック

温泉には泊まりたいけど、旅館の料理を食べるのが苦痛な時

2010年02月06日 | 温泉旅行あれこれ

湯質と清潔感にはこだわるが、食事のレベルにはそれほどうるさくない私でも、
旅館での食事にゲンナリすることが、わりとある。

先日も、ある旅館で食材が薬品臭くて気持ち悪い思いをしたばかり。
料理の上手下手以前の問題ですが、そんなことがあると、
「変な料理でお腹を満たすくらいなら、食事の付かない素泊まりの旅館に泊まって、夕食は簡単に済ませたい」
と思ってしまう。


素泊まりと言えば、昔は自炊湯治の旅館か民宿くらいしかやっていないイメージだったが、
じゃらんで検索したら、最近は、新しくて快適な人気旅館でも素泊まりのプランが増えているのに気付いた。
不景気のせいかもしれないけれど、宿泊のスタイルを自由に選べるのは利用者には嬉しいこと。


まだまだ普及するには時間がかかりそうだけど、温泉旅館もシティホテルのようにルームチャージで泊まれるようになると良いなと思う。

ワインやチーズ、パンなど好きな物を持ち込んで食べたり、
野菜ジュースなどで軽く済ませるのも良いし、外に食べに出かけるのも良し、
体調や好みでフレキシブルにできると、温泉旅行ももっと楽しくなるのではないかと思った。


なお、最近は食事量に気をつけていることもあり、
たとえ美味しい料理でも全体量が多いと苦痛に感じることも。
もちろん残せば済むことなのですが、残すのには罪悪感が伴う。
変な料理ならまだしも、美味しい料理だったら、作ってくれた人に申し訳ない気持ちで心が痛む!(;>_<;)

「残さないためには、レストランみたいにアラカルトで選べると良いのに」とか
「美味しい物がデギュスタシオンみたいにちょっとずつ出てくれば良いのに」などと思ってしまう。

個人的には、量より質ってことで、デザートまで全部食べて満腹度90%以下が理想ですが、その量は個人によって違うので難しいところですね。


新しい緑風荘に期待!

2009年10月06日 | 温泉旅行あれこれ

2016年 追記

緑風荘、やっとリニューアルオープンしましたね。

岩手県 金田一温泉 緑風荘 公式ホームページ
http://www.zashiki-warashi.co.jp




「座敷わらし」老舗旅館炎上…宿泊客ら無事(読売新聞) 

2009年10月4日21時57分配信 読売新聞

 4日午後8時20分頃、岩手県二戸市金田一の旅館「緑風荘」=五日市和彦さん(72)経営=から出火、木造2階同旅館計約2600平方メートルを全焼した。

 二戸消防署などの発表によると、客の横浜市の男性公務員(28)が2階から逃げようとして飛び降り、足に軽傷を負ったが、ほかの客20人と従業員ら9人は近くの旅館に避難して無事だった。

 緑風荘には、東北地方に伝わる子供の姿をした精霊で、姿を見た人は幸せになると言われる「座敷わらし」が出るとして全国的に知られる「槐(えんじゅ)の間」がある。

 宿泊客の名古屋市中川区、会社員宇佐美俊浩さん(41)は「大浴場近くを通ったら、煙が見えた」といい、従業員に知らせて屋外に逃げたという。また、機械場を見に行った男性従業員は「煙がものすごい勢いで出ていた」と話していた。

 近くに住む無職女性(61)は、「建物の3倍ぐらいの高さまで火柱が上がり、ドン、ドンという爆発音とガラスが割れる音が何度も聞こえた」と青ざめていた。

 ホームページによると、緑風荘は全18室で、「槐の間」の予約は、2011年末までいっぱいだった。 

 

築300年という歴史ある建物が、燃えてしまった。
古い建物ファンとしては、やはりショックでした。

でも、犠牲者や大怪我を負った人がいなかったことが、不幸中の幸い。
本当に皆さん、無事で何よりでした。



金田一温泉・緑風荘。

私も欲深く、恥ずかしながら、座敷わらしの御利益にあやかろうと、
一度は宿泊を検討したことがあります。

宿泊を躊躇した原因は、ハウスダストアレルギー☆
客室に並べられたたくさんのぬいぐるみと、無数のオーブ写真を見て、
心配になった。

「亀麿会」のHPを見ると、
宿泊者が旅館で撮影した「不思議写真」がたくさん投稿されているのですが、
どれもこれもオーブ(水玉模様)の写真ばかり。
参照:http://www8.plala.or.jp/kamemaro/gallery/gallery.html 

宿泊客の間では、「オーブ」=「座敷わらしがいる証拠」と考えらているらしいが、
オーブは、空気中の水蒸気やホコリにフラッシュが当たって球状に写るものであり、
必ずしも超常現象とは言えない。

それよりも、、、、
客室に所狭しと並べられた、たくさんのお供え物のぬいぐるみやおもちゃは、
ダニやホコリの温床となり、布団を敷いたり上げたりするたびに、溜まったホコリが舞い上がり、
それらがオーブとして写真に写っている、、、と考える方が合理的ではないか?

座敷わらしを信じたい気持ちはあるものの、
それ以前に、「宿として衛生的にどうなの?」と感じてしまったのです


新たに旅館を再建する際は、
お供え物のぬいぐるみやおもちゃを収納する大きなショーケースを予め客室に設置するとか、
ホコリ対策も視野に入れた設計をしていただきたいな~と思います。


火災の原因については、
古いボイラーは危険なんだと認識しました。

今年の4月にあった草津温泉の古い旅館の火災も暖房用の古いボイラーが原因だったと報じられていたし、
せっかくの歴史ある古い建物を末永く守るためにも、ボイラーや電熱機器は定期的に点検&交換すべきなんですね。

「座敷わらしがいなくなったから火災が起きたのでは?」という書き込みも目にしますが、
大切なのは合理的な分析。

むしろ、今回の火災で今後の防災の教訓を示してくれたのだと前向きに捉え、
より魅力的な新たしい緑風荘として再出発されることを期待してます。

座敷わらしさんは、多分これからも緑風荘を守り続けてくれるでしょう。
そんな気がします。




再建する際は、変に凝ったモダンなデザイナーズ旅館みたいなのではなく、
自然の風合いを生かした天然素材の木造の日本家屋にして欲しいな~。


ハイキング&ウォーキング&山の宿♪

2009年06月29日 | 温泉旅行あれこれ
 

私は大きく分けて2つのタイプの宿を選ぶ傾向がある。
仮にそれぞれをタイプA、タイプBとすると…

タイプAは
日常生活にあるものはほとんど揃っている快適な宿。
日常の延長のような現代的空間に身を置きながらにして、温泉で癒される、”ストレスフリーの受身的休養宿”
備品が充実していたり、露天風呂付の客室があったり、サービスが洗練されているような宿がそれ。


タイプBは
日常生活とはかけ離れた環境の宿。
多少不便でも、あえて非日常的な環境に身を置いて刺激を受けてリフレッシュするような”積極的休養(アクティブレスト)の宿”。
日常生活にある物を削ぎ落とし、日常生活では味わえないものがある宿。
大自然のど真ん中の山小屋とか秘湯の宿とかがそれ。


どちらのタイプも温泉を楽しむという目的は変わらない。

AかBか、どちらのタイプに泊まりたいかは、気分の波がある。


 
   




5月はかわせみや山茱萸、奥の樹々など、どちらかと言うとAタイプの宿にばかり泊まった。


6月に入り、無性に山歩きがしたくなった。
山歩きして、鄙びた秘湯の宿に泊まりたくなった。

鳴子温泉の旅館すがわらに泊まり「鄙びた秘湯の宿」の雰囲気と個性的なお湯を堪能したが、
時間的に余裕が無く、また悪天候でもあったためハイキングはできなかった。

その後、手白澤温泉に行った。
梅雨の晴れ間で天気に恵まれ、楽しくハイキングできた。
歩いた後の温泉は…最高だった!

手白澤温泉から帰った後も、ハイキング熱は冷めやらず…
ネットサーフィンしたり、昔の写真を見たりして、脳内ハイキング温泉旅行をする始末(^^;)

というわけで、秘湯系の宿のレポでもアップしようかな。

  


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ニュイ別館 塩素消毒しない源泉かけ流しの温泉宿中心


熱い温泉が好き♪入浴前のかぶり湯&かけ湯は大切だよね

2009年01月31日 | 温泉旅行あれこれ

あつ湯好きにとって、入浴前のかぶり湯&かけ湯はとっても大切!

●42度以上の熱いお風呂は危険?!

先日の「ためしてガッテン」のテーマは「超快感・安全入浴術」だった。
風呂好きとしては見逃せない内容なので録画しておいて今日観てみた。

内容は、「熱いお風呂は危険だから、やめましょう。その代わり、あつ湯好きでも満足できる入浴方法教えてあげます」というものでした。

年間1万4千人の人が入浴事故で死亡している。
一般には、寒い浴室で血管が縮み、血圧が上昇した結果、心筋梗塞や脳卒中で亡くなる人が多いと思われがちだが、そういうケースは全体のわずか1割程度。
1万4千人の内、1万人を超える多くの人が、入浴中、お湯の中で意識障害に陥り溺死している、という新事実が最新の調査でわかったそうな。
しかも42℃~43℃のお湯が一番危険だと。

その溺死のメカニズムと、あつ湯好きな人が満足できるぬる湯入浴法を番組で紹介していた。

●血圧上昇→血圧低下→意識障害→溺死

人の体は42℃以上の熱い湯に入った直後、驚愕反応により血圧が上昇する。
(驚愕反応=体が熱さにびっくりして末梢の血管が収縮、血圧が上がること)

いったん血圧が上がると、人の体は血圧を下げようと働く習性がある。
驚愕反応の反動で、上昇した血圧は急降下し始める。このとき、血圧を下げすぎてしまうことがある。

血圧が下がりすぎた結果、脳に血液が行きにくくなり意識障害(失神)を起こす可能性が高くなる。
ちなみに意識障害に陥る可能性があるのは、最高血圧が100を切った時だそう。
実験によると、驚愕反応の後、血圧は8分間下がり続け、最終的には90くらいまで下がった。
「気持ちよくて風呂で寝てしまった」状態とは、このような失神の状態をいう場合がある。

意識を失った状態で、肺に少量の水が入ると、そのショックで心臓が止まる。
このようにして、水を大量に飲まなくても溺死してしまうらしい。

番組では、42度以上のお風呂に入らないよう警告。
予め浴室を熱いシャワーで温めて、40度のぬるいお湯に入ることを勧めていた。
浴室の室温が高ければ、ぬる湯でもじゅうぶん体が温まり、ガス代も節約できると。


●熱いお湯に浸かりたければ、結局、かぶり湯とかけ湯をしっかりやる

でも私のように熱い温泉に加水せずに入りたい人はどうすれば良いのか?
安全にあつ湯に浸かる方法を真面目に考えてみた。

ポイントは、最初に熱いお湯に入った直後に起こる、「驚愕反応」をいかに無くすか。
つまり、体がお湯の熱さにびっくりしないようにすれば良い

考えた末、結局、いつもやっている、「入浴前のかぶり湯とかけ湯」を徹底すれば良いという結論に達した。

かぶり湯は、頭に何杯も熱い湯をかけて頭部の血管を拡張させ、頭部の血行を良くする。これで、めまいや立ちくらみを防げる。
次にかけ湯。体に何杯もお湯を掛け、末梢の血管を拡張すると同時に、お湯の熱さに体を慣らしておく。
かぶり湯とかけ湯を充分にやれば、浸かった時の温度差による身体への刺激を少なくできる。
体がお湯の熱さにびっくりする度合いを減らせる!

そしてあつ湯に浸かる時間は3分程度に留める。
長湯しているとその間に意識障害に陥り溺死するかもしれないし(怖)、
あつ湯の場合、体への負担も大きい。
そして入浴後は、しばらくは安静にする。

草津温泉の「時間湯」。
45度~48度のお湯を水で薄めずに入浴する昔から行われてきた入浴法。
湯揉み(準備運動)→かぶり湯→かけ湯→3分間のみ入浴→最低20分間の安静。
な~んだ、温泉場には、昔からちゃんと理にかなった、「あつ湯に浸かる方法」が確立されていたじゃないか(^0^)

ということで、入浴前のかぶり湯とかけ湯の大切さを改めて確認したのでした。

※心臓疾患のある人、血圧が異常に高い人が高温浴するのは危険です。
 草津の「時間湯」でも事前の問診があります。

http://www3.nhk.or.jp/gatten/archive/2009q1/20090128.html

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