岩手県 八幡平 籐七温泉 彩雲荘
公式HP http://www.toshichi.com/
レポ目次
2012年夏
(1)客室など
(2)風呂
(3)食事&周辺散歩
ニュイ別館 温泉旅館の宿泊記 塩素消毒しない 源泉掛け流しの温泉宿 温泉旅行
岩手県 八幡平 籐七温泉 彩雲荘(3) 食事&散歩
ニュイ別館 温泉旅館の宿泊記 塩素消毒しない源泉掛け流しの宿
山の幸満載の夕食に大満足♪
夕食は18時から食堂で、バイキングスタイル。
山の幸満載のメニューで、一気にテンションアップ
実は、いつも買い物する都内の食品売り場には、旬を先取りして2月初旬には早々に、九州産の山菜が多種類売り出される。
色や形、大きさが厳選された綺麗な山菜たちが、白いスポンジの上に、ひとつずつそっと置かれ並べられている様は、
美しいオブジェの展示のようで、「ああ、春が来たな~」とは感じるのだけど、何か臨場感というか、自然の勢いみたいなのが感じらず、
自宅で食べようという気があまり湧かないのです。
そう、私は山の宿で食べる、「これ、近所で採れた山菜です。今年もたくさん採れました~」みたいな臨場感を求めているのかもしれない。
「山の宿=山の幸」は、単なる記号に過ぎないかも知れないけど、それもひとつの非日常。
普段食べないからこそ、ありがたいご馳走として嬉しさ倍増なのです♪
こちらのテーブルには、八幡平ポーク、マスのお刺身、山菜のキッシュなど動物性のメニューと、
果物や、豆腐も。
私が食べたのはこれ!
岩魚の塩焼きは1人1尾ずつ。宿の人が持ってきてくれます。
左の赤いお椀は、もだしとジュンサイ。これも大好物♪
茄子の煮浸し、姫筍、ぜんまい、うど、ふき、、、、全部思い出せないけど、かなり色々な山菜が並んでいました。
ピーナツもやしは、豆の部分が本当にピーナツの味がするもやしで、これは初めて食べたけど美味しかったです。
右端は山菜のパスタ。
その他、カレーライスや、蒸かした野菜、山菜の天ぷら、味噌汁、白御飯、蕎麦などもありました。
でもとうてい全種類は食べられません。
私は山菜をメインにいただきました♪
あと、マスのお刺身も。
そして、山菜を、もう一度お代わり♪
さすがに、ちょっと山菜食べすぎ
夕食後の散歩
夕食を済ませ、ちょっと休んでから散歩に出かけました。
19時ごろ出発。天気が良かったので、意外と明るかった。
道路わきの山の斜面に残雪が残ってました。
宿の中は西日と温泉の熱で温かいけど、外の空気はひんやり。
宿の前の道路をどんどん下っていきます。
車は一台も通らなかった。
途中、蓬莱境めぐりの遊歩道入口があったので、歩いてみた。
ちょっとしたハイキングに良い感じのコースだが、足元は普通の靴ではなく、スニーカーかトレッキングシューズがおすすめ。
15分くらい歩いたところで、暗くなってきたので、車道に引き返しました。
さらに静かな車道を下る。あのシルエットは岩手山かな?
空が近くて広い。これは19時30分ごろ。
このあたりから引き返し、20時頃宿に戻りました。
夜は再び、女性用の内湯へ行き、熱いお風呂を1人で堪能しました。
そして、朝食~。
朝食は7時から、同じく食堂でバイキングスタイル。
夕食に山菜をたくさん食べすぎた私は、食欲が戻らず、おかずは控えめに取りました。
・・・・と言いつつ、けっこうしっかりとしたメニューになってますが
フキ3本、切り干し大根、焼き鮭切り身、シウマイ、青菜のゴマ和え、煮豆、温泉卵、ご飯、味噌汁、
そして生野菜のサラダ!
最後に湧き水で入れたコーヒーをちょっと。
コーヒーの濃さは5段階あり、濃い目に出るそうなので、レベル2に設定して淹れました。
お水のせいか、まろやかな味に仕上がりました。
まとめ
この日は朝から土砂降りの雨。
本当は、八幡平をハイキングする予定で、登山の準備をしてきたのだけど、ゴアテックスの雨具があるとはいえ、歩く気がしなくて、
結局、朝食後、のんびり温泉に浸かり、10時頃チェックアウトしました。
ハイキングできなかったけど、期待以上にワイルドなお風呂をゆっくり楽しめました。
到着直後は、あまりの鄙び具合にたじろぎ、お部屋の掃除も気になったりしましたが、
お風呂のすごさに圧倒され、お食事も私の好みの素朴な山の幸尽くしで美味しくいただき、従業員さんも感じよく、
結局、また再訪したいすばらしい宿となりました
おわり
籐七温泉 彩雲荘レポ(1)~(2)はこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/nuit-anex/e/91534a91abda650b86717f8ab4273602
ニュイ別館 温泉旅館の宿泊記 塩素消毒しない源泉掛け流しの温泉宿
岩手県 八幡平 籐七温泉 彩雲荘(2) 男女別内風呂&露天風呂 混浴露天風呂
ニュイ別館 温泉旅館の宿泊記 塩素消毒しない源泉かけ流しの宿
お部屋で水分を摂ってから、早速お風呂へ。
見たところ、混浴の露天風呂には体を洗える設備が無さそうなので、
まずは、男女別のお風呂に行って体を洗おう。
1階、男女別内湯&露天風呂。ここでスリッパを脱ぎ、正面の棚へ入れる。
貴重品を入れるための100円コインロッカーが廊下や脱衣所に設置されてます。
コインは返却されません。
女性用脱衣所。
ドライヤーが1つありますが、アメニティは皆無に等しいので、必要なものは自分で持参。
女性用脱衣所。
朝食後の誰もいない時間に撮影。
正面ガラス扉が女性用露天風呂への入り口。
女性用脱衣所。
コインロッカー左側の扉が内湯入り口。
内湯から露天風呂へは一度脱衣所を通る形になります。
女性用内湯。
朝食後の清掃時間に撮影したため、お湯が溜まってません。
浴槽の手前に洗い場が4人分と、浴槽の向こう側に、お湯の溜まった枡があり、そこでも体を洗ったりかぶり湯をしたりできます。
チェックイン後、まずこの内湯に行ったら、日帰り客らしき人がけっこういましたが、
皆さん、「内湯は熱すぎて入れない」と言って、露天風呂の方に浸かってました。
確かに、熱かったですが、あつ湯好きな私にとっては、キリッとした「アツキモチイイ~」感じの温度で、
1人でゆっくり浸かることができました。
写真左奥の源泉の注がれる枡から手桶でお湯を汲んで、頭に30杯くらい掛けると、熱さに慣れて入りやすいです。
内湯の洗い場。お湯&水の蛇口が4人分。
馬油のシャンプー、リンス、ボディソープ完備。
女性用露天風呂。眺め良いです。
女性用露天風呂。二段式になってます。かなりぬるかったです。
女性用露天風呂。
道路が良く見える。開放感あり過ぎw
例によって男性用の露天風呂の写真撮れなかった。。。
夫いわく、男性用の露天風呂は2段式ではなかったとのこと。
男女別のお風呂からいったん部屋へ戻り、小休止。
その後、湯浴着を準備して、いざ混浴露天風呂へ。
2階廊下から見下ろした混浴露天風呂。(翌朝の朝食後に撮影)
クリックすると大きく表示します。
とにかく、そこらへんお風呂だらけw
左端の薄い茶色のよしずで囲われたお風呂は女性専用。
露天風呂の案内図。
これも露天風呂案内図。
混浴露天風呂へは、一旦、玄関でサンダルに履き替えて行きます。
ここの混浴露天風呂は、湯浴着着用OK!
ただし、客室備品のバスタオルを巻いての入浴は禁止だそうです。
あらかじめ、自分で湯浴着を用意するか、売店で湯浴着(1000円)を購入する必要があります。
この日のために用意した湯浴着。
赤倉観光ホテルの客室露天風呂用の使い捨て湯浴着♪
こんな日が来ることもあるだろうと、とって置いたのです。
不織布でできているので糸くずが出ない。
水切れが良く、軽くて絞りやすく、乾きやすく、濡れても体のラインが透けにくく、肩紐が付いているのでずり落ちない、
使い勝手の良い湯浴着です。
こちらが彩雲荘の売店に売っている湯浴着。タオル地です。
濡れた湯浴着を脱水するための洗濯機。とても重宝しました
夕方17時ごろの混浴露天風呂。だ~れもいない!
この広いお風呂を独占できました
どの浴槽も、下から温泉が直に湧いていて、絶えずぷくぷくと泡が立ってます。
「地中のマグマに温められた地下水が沸騰して地表に噴出してきた、まさにその上に自分がいる」
そんな感じの、ワイルドなお風呂でした。
お風呂と言うか、野湯と言うか、とにかく、こんなお風呂はなかなか無いのでは?
地球のエネルギーを感じて、テンション上がりまくり
お部屋の掃除のこととか、どうでもよくなって、「ま、いっか」みたいみたいに、頭から消え去ってしまった
ただし、加水(?)はしているかも。
源泉温度は91度。お湯は浴槽の底から湧き、水は山肌を流れる水(これも白濁しているので冷めた源泉かも)をパイプで引いて浴槽に注いでました。
※彩雲荘のHPには、「薄めることなく純度100%」と記載されてます。
浴槽によって、ぬるめだったり、熱めだったりするので、好みの温度を見つけて入れます。
また、同じ浴槽でも、お湯の湧い出ている真上は当然、熱湯のように熱いので注意ですw
ここは、温泉卵を作るところ。下から温泉がぷくぷくと湧いているのがよくわかる。
翌朝は、あいにくの土砂降り。
でも前日の感動が忘れられず、宿の傘を借りて朝食後に再び混浴露天風呂へ!
ここは、一番高い場所にある、露天風呂。
宿の建物が見下ろせます。
こんな風に傘を差しながらお風呂に浸かるのは、はじめてかも
わたしは、基本的に、野湯とか、混浴露天風呂はあまり好きではなく、このような秘湯の宿に泊まっても、
結局女性用のお風呂だけで済ませてしまう場合も少なくないのですが、ここのお風呂は、あまりにもスケールが大きく、
あまりにも開放的なので、かえってお風呂らしくなくて、楽しめました。
意外にも他の入浴客が1人もいなかったのも幸いしたのかも知れません。
食事編へ続く
ニュイ別館 温泉旅館の宿泊記 塩素消毒しない 源泉掛け流しの温泉宿 温泉旅行
岩手県 籐七温泉 彩雲荘(1) 客室など ニュイ別館 塩素消毒しない源泉掛け流しの温泉宿
公式HP http://www.toshichi.com/
東北自動車道松尾八幡平インターから28キロ約40分。
絶景のど真ん中にぽつんと建っている彩雲荘に到着♪
公式HPを見ていたとはいえ、建物は想像していたよりも、小さくて鄙びていてちょっと心配になる
正面は売店。玄関は左に入る。
なぜか大きな鐘が。鳴らさなかったけど、これは呼び鈴代わりかな?
ここは1階の休憩スペース。
携帯電話の電波はここでのみ圏内。ただし使えるのはドコモのみ。
休憩スペースにはテレビもあります。
客室にテレビは備えてないので、観たい人はここで。
漫画や週刊誌、旅行雑誌が数冊置いてありました。
これは2階の廊下の様子。
館内は想像していたよりも、鄙びていると言うか、何と言えばいいのか・・・
この宿はトイレ&洗面台の無い客室が多い。
2階の廊下の先にある共同の流しとお手洗い。
お湯の入ったポットを部屋に持っていくことができるようです。
2階の一番奥の部屋に着きました。
山小屋っぽい宿ですが、従業員さんが荷物を部屋まで持ってくれました。
お茶は自分で淹れます。
宿の案内
今回宿泊の部屋。新館2階トイレ&洗面台付き和室。
新館と言っても、特に新しい感じではない。
スリッパを脱ぐ踏込スペースに続いて↑のような和室。
けっこう狭いです。定員2名といった感じ。
布団は夕食の間に敷いておいてくれます。
シーツなどはパリッと糊が効いていて気持ちよかったです。
備品は、浴衣、フェイスタオル、バスタオル、歯ブラシ、電気ポット、お茶セット、行灯。
金庫はありません。クローゼットはあります。
使わなかったけど石油ストーブもあり。1時間に1回の換気が必要とのこと。
部屋の窓からの眺め。混浴の露天風呂群が一望。
歯ブラシはあるけど、ドライヤーや髭剃りなどはありませんので、必要なアメニティは持参しましょう。
ちなみに、この洗面台はお湯は出ませんでした。
この洗面台、棚などもう少し丁寧に拭き掃除してくれると、断然気持ちよいのですけど、、、
拭けば簡単に落ちるような乾いた飛沫のシミがあちこちに見受けられて、ちょっと気分がダウン。
ウォシュレットは、故障中なのか、作動しませんでした。
しかし、部屋にトイレが付いているのはありがたい。
お風呂編に続く
ニュイ別館 塩素無添加 源泉かけ流しの温泉宿