毎朝同じ道を通って会社に行く。
その途中、とある信号を過ぎると、そこには、いつもおじさんが立っている。
正確にいうと、おじいさんだ。
その人は制服姿で、子供たちの安全を守る緑のおじさん!
きっと、そうなんだと思います。
雨の日は、ビニールカッパを着ています。
通勤時間はまだ、子供があまりいなく、信号のそばで、そのおじさんが何かをしている風でもありません。
ひたすら立っているだけです。
ある日、こちらが少しだけ早くその場所を通過した時、数メートル先からこちらに向い、定位置まであと数歩、歩いていました。
その姿は、昔々のロボットが一歩ずつゆっくり歩いていた様に、相当ゆっくり一歩ずつ歩いていました。
きっとこれ以上は早く歩けないんだ!と思うぐらいゆっくりですが一生懸命歩いていました。私は倒れたらどうしよう!!って心配でした。 そして一瞬で、おじいさんと私の乗ってる車はすれ違いました。
時々数回、いつも立ってる家の前の玄関の階段の壁にそっと手を添えていました。
最近は急に寒くなりましたが、じ~っと立っていてとても心配です。
最近私は、この人は、近所の子供達への緑のおじさんではなく、私達大人への緑のおじさんなんではないだろうか!って思う事があります。
朝早くから、身支度をしている姿を想うだけで、この人は立派だな~、それを支えて送り出すご家族も立派だな~って思います。