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プラズマ・列島漂着・宇宙潮流

2023-02-20 20:12:22 | 宇宙的意識
プラズマ・列島漂着・宇宙潮流

 またまたとりとめのない思索をめぐらせています。これは僕自身固有の問題でもあり、同時に「日本」あるいは「日本人」の問題でもあります。

 僕たちは「何者であって、何処から何処に向かっていくのか?」

 敢えて結論から言いますと、漂流覚悟で、あくまでも明確な目的地と目標、それにもとずくハッキリとしたロードマップをつくり、それに沿って進んで行こう、という具合です。しかしそれがどうも大変難しい。ですから少しそれを分解して観ることにしました。

 そこで三つの視点から考えてみました。一つ目は「プラズマ」。二つ目は「日本人の成り立ち」。三つ目は「哲学とSF」です。まだ僕が高校生だった頃、まだ当時はじまったばかりの「プラズマ物理学」という本に出会いました。物質には、「固体」、「液体」、「気体」、「プラズマ」という分子・原子レベルの状態の変化があって、プラズマというのは、その原子が不安定にバラバラに分離してプラスとマイナスの状態のことです。
 太陽の表面温度は、6000度。しかしコロナの温度は、100万度以上に達します。
 一見、この宇宙空間は、僕らの錯覚で、固体の状態に見えますが、実は、99.99パーセントがプラズマ状態なのです。
 プラズマは案外、僕らは意識してはいないようですが、あのオーロラも稲妻も、プラズマ現象の一つなのですが、大事なことはこのオーロラは、太陽風(水素プラズマ)を地球の磁場が防いでいる発光現象なのです。この太陽風が電離層がなくて直接地上に到達するようでしたら僕ら生命体は棲息できません。

 夜の空に輝く星々は、中心内部の核融合によって光っています。
人間や地球を構成している元素はどこから来たかというと、実はビッグバンの時には存在していないで、すべて太陽の核中心部で行われている「核融合」の結果です。
 人間の体を構成している窒素、炭素、酸素、酸素、カルシウム、マグネシウム、鉄などは核融合の実です。その意味で、僕らはよく言われる「星の子」なのです。

 蛍光灯もその応用です。この核融合は「核分裂」とは違って、有害な放射線は出しません。

 二つ目の視点というのは、約四万年に僕らのご先祖様が日本列島に到着し、約一万五千年前に、世界初の定着文明を開始しています、ということで、ここで日本人の互いに相克し合う二種類の生存形態(精神状況)を同時に有しているということです。もし日常生活で二律背反の精神状態を経験されておられる方がおられるとしたら、これが原因であるかもしれません。ユーラシア大陸を長い距離と年月を費やして「移動」(超変化)した経験を有しているということを、今じっくりと考えなくてはならないと思うのです。不安と心配が渦巻く未来を考えるとき、もう一度僕らの原点に戻って、挑戦と冒険、言うならば、ロマンと美と精神と文化の進化の冒険を進めなくてはならないでしょう。

 三つ目は、とくに僕が興味をもっている、とくにアイザック・アシモフのSFのことに触れてみたいと思いますが、僕の『ファウンデーションの夢』には彼の影響下で自己流の「宇宙潮流」という現象を描いておりますが、この宇宙潮流は、人間の飽くなき探究心は、このプラズマ放射に満ちた宇宙の心と呼応して、互いに補い合う、という荒唐無稽な物語です。例えば、人間の生存と生活意欲のエネルギーは、ハッキリ言って、太陽光から頂いているのですが、植物の葉の光合成によって間接的に栄養素を吸収できています。その炭水化物を多くの家畜などが咀嚼して、それによって、たんぱく源として、有用な食料としているわけです。あの柔らかく優しい太陽光も僕たちにやすらぎと幸福感をもたらします。

 あの詩人シラー(1759-1805)は、ベートーベンの『第九』の『歓喜の歌』の作家でもあるのですが、「木々は無数の芽を生み、根を張り、枝や葉を広げて、個と種の保存にありあまるほどの養分を吸収する。」と歌っております。
  過剰なまでのエネルギーを他の生存(他の動物や人間、しいては大自然に)ありのまま還元します。その豊穣と自由が人間本来の嬉々とした運動(移動)のエネルギーの本来の意味なのではないかと思う次第です。
 古代ギリシャの哲学者エンペドクレスは、この宇宙の構成要素を「土・水・風(気体)・火」として、愛と憎しみの哲学を提唱しましたが、「生も死滅も超えた根(リゾーマタ)」を描きだしております。
  どうでしょうか?この宇宙プラズマの有り様と合致してはいないでしょうか?

 絶滅危惧種の一員に成り果てるのか、はたまた、シラーやエンペドクレスにしたがって「風・火」の嬉々として自由闊達の残りの人生をおくるのか、今が正念場であるのは間違いないようです。

https://youtu.be/lHWVOfC41L4

Yi Yin





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