昔は大晦日に見るのが楽しみだった
けれど 嫁の立場にあったころ
大晦日は 見ている場合じゃないほど 忙しかった
なぜって
姑が美容院をしていて 田舎の美容院は
超がつくほど 年末に客が集中するのです
農家の嫁たちは 盆暮れにしか 美容院なるものには
来れない時代でした
混まない時に来ればいいのにとつぶやいたら
嫁は そんなときは来れないのよと言われ
自分も嫁であったけど
目から鱗でした
そんな時代から 半世紀
大晦日というと あの 忙しかった頃を 思い出すのです
見たかったときの 紅白歌合戦は 見られず
今は見たいだけ見られる身になっても
こんどは 知らない歌い手さんばかりで
見る気になりません
歳をとるということは こういうことです
生活様式もかわり 家族構成も核家族が多くなり
食事の好みも 変わり
スーパーも元日から営業しているし
‘おせち’を作る 必要がない 現代の世です
長い長い日本の国の歴史のなかで
どんどん変化していっている お正月の行事
その意味
ちょと調べただけでも
一口で説明できるような簡単なものではないようです
核家族では お鍋の数も おせちをつくるには 足りません
たとえ 作っても 若い人達は 食べないし
そんなこんなで セット売りの おせち が出回るのでしょう
そんななか
今年は 娘家族が帰省するというので
一品 二品 くらい 手作りしてみようという気になって
肩こりながら 紅白なますを つくりました
姑のしていたように
明日は お煮しめ でも作って
お雑煮でもすると もう 二人暮らしの台所は 鍋もありません
やっぱり おせちは すたれるわけだゎ
スーパー行けば なんでも 手にはいる世の中だもの
年齢とともに 混雑のなかの買い物は疲れる
おまけに なんでもかんでも 高い
直売所で‘キズありリンゴ’を大量に買って 下げてきたら
駐車場整理のおじさんから そんなにたくさん どうするんじゃ と言われたらしい
これで 充分いいのです
帰って 味見したら 美味しかった
生産者も キズなしまんまる しか 値がつかないのは お気の毒です
リンゴすきの 食べさかりに送って あげるんです
いっぱい 食べてね
朝目が覚めたら またまたうっすら雪化粧
道路は注意しなければと 慎重に行く
県境へ行く途中 スリップしたらしい 県外ナンバーの車が道をふさぎ
更に行くと 軽自動車が 側溝にはまっているのを 目撃し
あぶない！ あぶない！
注意して 栃木県に入る
やっぱり こちらは快晴で 抜けるような青空の宇都宮でした
招待状をいただいていたので
おまけに 今日の曲目は
（新世界）
行かなければ
ドヴォルザークの新世界が聴ける
期待通りの演奏でした
指揮 末廣誠さん
宇都宮大学の皆さん ご招待ありがとうございました
次回の演奏会も行く予定です
明日からは お正月料金になるし
ちょっと続くけど 行ってしまおう
お天気は 朝方まで雨
ラウンドしている間は 曇で
日射しがないぶん 寒かったけれど
我慢 我慢
玄関は お正月飾りがありました
