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休暇が憂うつになるホリデーブルー

2013-01-07 21:10:17 | インポート
 お正月やお盆などで親族が大勢集まって近況を語り合うのは楽しいものですが、立場や状況によってはそれが負担になることもあるのではないでしょうか。
 ホストファミリーはそれこそ民宿状態になり、料理や洗濯、寝具の用意などに忙殺されることになります。それが楽しいと思う人もいれば、大家族の長男のお嫁さんのような立場では、なぜ私だけがとうんざりした気持ちを抱く人もいるかもしれません。一方で、気乗りのしない夫や妻の実家に帰省して、何を話題にしていいかほとほと困るような状況で所在なく過ごさなくてはならない立場に立たされる人もいます。何でこんな場所で貴重な休暇を潰さなければならないのかとイライラした気持ちで休暇を過ごした人もいるかもしれません。
 アメリカにも似た状況があるらしく、米国心理学会(APA)は、「ホリデーブルー(休暇シーズンの憂うつ)」を乗り切るためのアドバイスをしています。
1 家族とのいざこざに対処しようとしないこと。うまくやり過ごして、衝突を避ける。
2 予算をオーバーして贈り物を買ってもストレスが増えるだけ。予算を守り、必ずしも高価でなくとも、気持ちの伝わる贈り物を探す。
3 自分が本当に行きたい集まりにのみ参加する。すべての招待に応じる必要はない。
4 必要に応じて自分のための時間を作る。大変な時期には、理解してくれる家族や友人と話をする。
5 “ブルー”な気分がひどい場合や長く続くときは、精神科医または心理学者のカウンセリングを受ける。
 休暇が憂うつで精神科医や心理学者のカウンセリングを受けるという文化は、人はいつも明るく前向きでなければならないというポジティブシンキングを要求してくる社会だからなのでしょうか。

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