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やせてる人の方が飲酒による糖尿病リスクが高い? №192

2013-08-01 15:40:13 | インポート
 先日の日経新聞(7月28日(日))に飲酒と糖尿病に関する記事が掲載されていました。飲酒は糖尿病の発症を増やすものと考えがちですが、記事によると、日本酒換算で一日1~2合までのアルコール摂取は、血糖値を下げインスリンの作用を高め、むしろ、糖尿病リスクを軽減するというのです。アルコール好きの人にとっては願ってもないニュースではないでしょうか。
 ただし、このコホート研究は欧米からの報告で、日本人の場合、もともとインスリン分泌能力が弱いため、むしろ、飲酒によって膵臓がインスリンを分泌する能力を低下させ、慢性的に血糖が高まり糖尿病となる危険が高いというのです。
 特に、BMIが22(標準体重)以下のやせ形の男性で、一日1~2合飲む人の糖尿病発症割合は飲まない人の2倍、一日2合以上飲む人の場合は3倍の発症リスクに達するというのです。
 では、BMIが22をオーバーしている人はどうなのでしょうか。じつは、標準体重をオーバーしている場合には、一日のアルコール摂取と糖尿病発症のとの間に明確な関係は認められなかったということです。こと糖尿病に関しては、やせている人よりも肥満傾向の人の方が、アルコール摂取によるリスクが少ないようです。日頃ダイエットを気にしている人達にとっては朗報かもしれません。
 もっとも、毎日2合以上飲酒した場合、ガンや脳卒中、高血圧症、脳の萎縮、うつ病等様々なリスクが飛躍的に高まるということですから、ほどほどに嗜むことが大切なようです。
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