グラの気ままに徒然日記

日々の菜園アクティビティ、旅先での思い出コレクッションetc.

猿投山登山

2020年01月13日 10時44分52秒 | 登山

1年ぶりの猿投山でした。 (前回は昨年2月1日、今回の1月10日での通算4度目)

風なく天気よくまるで3月あたりの陽気でした。

ただ春霞がもやって遠望がぼやけ山頂からの白山と御嶽山が望めなかったことが残念でした。

 

6時半頃の豊田のメインストリートR153のです。

左折すれば豊田市駅、右折すれば豊田スタジアムはすぐそこです。正面の小高い山が猿投山です。

 

 7時ジャスト、猿投神社の上の登山者用駐車場着。 少ない! 帰りはさすがに満車状態

 

 駐車場にあった地図ですが、ぐるりと周回した感じ

 

 駐車場横の東昌寺大悲殿にお参りしてから出発。(7:20)

 トロミル水車

 

 お倉岩の先、、御門杉が車道との別れ。ところがこの車道と登山道とがこの先2度交わることとなる。

 

 

 1度目の林道を横切りしばらくすると休憩所が見えてくる。靴ひもを結びなおしスルー。

 

 

 ほどなく花崗岩のザレた岩肌を歩いていると足元に洒落た標識が見つかる。

少し寄り道になるが、展望ポイントの少ないこの山では見逃せない。

 

 逆光のせいもあるが、地表がもやっていて遠望が利かない。

地元の女性ハイカーが教えてくれる指さす方向もボンヤリしていて

・・・御在所もサッパリ、木立の間からの富士山も、三河湾も・・・???

 数あるルートの中から週3回このルートで通っているという彼女の足取りは確か。後を追いかける

 

 2度目の林道に降りたら左折して少し行くと広場となっていて、立派なトイレとその手前には猿投神社東の宮の入り口となる鳥居がある。

 

 登山道にツガの大木が目立ち始めるとほどなく東の宮だ。広い境内には人の姿はなく静謐そのもの

 

境内からいきなり崖に架かった鉄橋を渡り細尾根に取りつく。

しばらく緩やかな尾根道をたどっていると立ち木の巣箱に目が行く。

居合わせたハイカーたちと名は忘れたが住みついていた鳥の飛来を待ったことがある。

目線を前に戻すと、異様なカエルが目に飛び込む。カエル石だ。

見逃した立木の間からの展望ポイントに戻る。帰路の分岐点あたりだ。

 

 白い峰々は中央アルプスだ。左端が木曽駒ケ岳、ずーと右の銀嶺が南駒ヶ岳など。右端の大きな山が恵那山

 左が恵那山からの尾根で治部坂峠や、峠からの大川入山。この数年で中央アルプス主稜線も恵那山周辺もほぼ登りつくした感がある。

 

 さらに穏やかな尾根道を進んでいくとまもなく猿投山山頂となる。 (9:15)

 

 猿投山山頂と瀬戸方面。 標高629m

正面左に白銀の伊吹山は見えたが、正面の白山、少し左に移動しての右奥のの御嶽山は雲に隠れていた (9:25)

 

 

カエル石まで戻り尾根上の道から右に折れスリップに気を付けながら激降る! この日は誰も歩いていないようだった。

 

 展望ポイント、御船石で一服。

 

 落ち葉を踏みしめ軽快なテンポで下っていると突然山腹に石垣が現れ、

キョロキョロしたあと仰ぎ見ると異様な城跡址? 然し石積み模様が通常の城ではなさそうだ。

回り込み、石段を上がるとそこは大碓命御墓所であった。猿投山で毒蛇にかまれ命を落とした景行天皇の皇子の墓だった。

この逸話はこの後まだ続くことになるが、先を急ごう。

 

 

 御墓所からとんでもない急な石段を下り終えると広い境内に出る。その奥まったところが猿投神社奥の院西の宮だ。

 

 

 石の階段道を下ったが、右にトラバース道もあった。車道に出ると右に折れしばらく車道を歩くことになる。

 

 

人も車も通らぬ山中の車道、つい小走りになる 

中央のコンクリート上は避けて足腰にやさしい左右の薄く堆積している落ち葉枯れ枝の上を走る。

分岐地点となる大きくカーブしたところ、笹の中に、案内杭がある。

これより猿投七滝の始まりだ。まずは血洗いの滝

 以前もこの滝を探しに前後百mばかりたどってみたが血洗いの滝にふさわしいオドロオドロシきものは見当たらなかった。

この名の謂れは毒蛇にかまれた皇子が傷口から流れる血を滝の水で洗い落としたことにあるらしい。

つまり、昭和・平成・令和とわずか3時代でさえ大雨洪水で沢の形状の変化は著しいことだろう。ましてや平安時代の話となれば・・・

 

 二ツ釜滝 これより車道を離れ7つの滝をめぐる遊歩道に入る。

 

すべての滝巡りはいずれにまわし、今回は名のみ記すこととする。

 ① 血洗いの滝  ② 二ツ釜滝  ③ 白霧の滝  ④ 千鳥の滝  ⑤ 白菊の滝 ⑥ 乙女の滝 ⑦ ?

 

 

 遊歩道の最後は天然記念物!

 

 

 

再び車道から集落近しと思えたところに武田道登山口との看板標識

まさかこの後この路を歩くことになるとはつゆ知らずスルー しばらく行くと道端に一人の高齢の男性ハイカーが休憩中だった。

立ち止まり、この日初めての給水を取りながらひとしきりの山談議

私の6年先輩のその方は、武田道を登り朝の登山道入り口あたりへ下るルートを取るという。

朝が早かったせいかまだ午前中ということもありお供することとなった。 (11:50)

 

 

 

 

 先輩は杉枝のダブルストックでサクサクと登って行かれる! かなりの急登が連続的に続く。

 

 尾根に出ると、目の前に猿投山が見えて驚く!

 

さらに誤った進路を取ったこともありかなりな難路を脱し城ヶ峰山頂に立つ。 (12:32)

 

 何カ所かの分岐点も無事クリアーしてンドンと下る。

 

御門杉下の車道に出る。 (13:05)

 

先輩はもう少し歩きたいと言い残し登って行かれた。私が昼飯の準備をしてきていないといったので先輩も我慢していあってくれたのかもしれない。一人で静かな場所で遅いランチを摂られれるのであろう。申し訳ないことをしたかもしれない。いずれにしても達人であった。

 

 

 駐車場着 (13:12) 

 行動時間 4時間56分 / 休憩時間 1時間04分 /  合計時間 6時間 /  距離   12,2km

 

  帰路いつもの店でランチ。餃子5個付き長崎ちゃんぽん麺(麺2倍)税抜き690円!

 その夜は、娘からのおすそ分けの馬刺で一杯。

 つつがなくこの良き日も終了しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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