人の想念で起きてしまうこと。起きないこと。後編

防災カレンダー
千葉県市川市


千葉県九十九里から東京方向（立つ雲）

貯金不足だと人は「強く願う」傾向がある。

　財布に３００円しかないとき、１０００円のトンカツ定食を食べたいと言う時、人はどうするでしょうか。
　多くの人は今日は仕方がないな。と諦める。今月は節約貯金して来月の給料日は、１０００円のトンカツが食べられるようになろう。そのように思う方もいらっしゃることでしょう。
　しかしその欲求をどうしても抑えられない人。食い逃げのような非合法の犯罪を犯すか、犯罪を犯さなくてもサラ金に借金して、自分の願望を達成しようとするかもしれません。

　さて人が何かを強く願う時、それはこの財布３００円状態であることが多いかも。なぜならもし財布に一万円入っていたのなら、うん。今日は頑張ったから１０００円のとんかつ定食を食べて帰ろう。「強く願う」ことなく、ごく自然にそれは叶います。

　そもそも「強く願う」ということは、自分の幸運お貯金が足りないこと。そのことを自分の心は知っているからこそ「強く願う」ということが起きている。そのようなケースが多いように思います。

　そう。「強く願うことは叶いにくい」というのは逆で、「幸運の貯金が足りなくて、当面は叶わないであろうことを、人は強く願う」。ということです。



災厄は逃げると追いかけてくるよん。

　そしてもう一つ。人は「目に蓋をした災厄を惹き付けやすい」という原理もあります。
　よく言われるのが「思考を停止させないできちんと受け止めたこと。備えたことは起きにくい」ということです。「備えあれば憂いない」です。

　本来人は最悪のことは考えたくないという癖を持つのかもしれません。そしてその「想定しない災厄」は想定しないがゆえ起きやすい。私達は、災厄は突然生活に飛び込んでくるように感じてしまいます。しかしそれは「見なかったことにしていた災厄」を自分が惹き付けていると言えます。
　だからこそ、災厄は積極的に想定して備えることが重要であります。



起きて欲しいことではなく、起きてほしくないことに対して、働きかけることがコツ。

　ですから私達は「○○が叶って欲しい」という「プラスを願う」願い方ではなく「○○が起きたら困る。起きないで欲しい」という「マイナスが起きないで欲しい」というやり方で、自分の運命を操縦することが出来ます。

① 起きては困る○○を想定する。
② その○○が起きても良いように備えをする。
③ それでも○○が起きるなら仕方ないと腹を括る。

　この３ステップで、○○（＝厄災。起きて欲しくないこと）はずっと起きにくくなります。
　つまり私達の自我はあべこべ装置ですから、プラスが欲しいと強く願うほどそれは遠ざかる。
　ではどうするか。マイナスが起きても良いように備えそして覚悟する。とマイナスが起きない。という形で、私達は自分の運命を自分の意志どおり操縦するのです。



強い願望は恐怖の裏返し。逃げたいことは追いかけてくる。逆に願うことは遠ざかる。

　「○○が叶って欲しい」と人が強く願う時。その裏返しは恐怖であります。
　もし○○が叶わなかったら大変なことになる。そんな人生は嫌だ。絶対嫌だ。もうどんな代償を払ってもいいから、今回だけは○○が叶って欲しい。

　しかし、しか〜し、起きては困ること。それに対し目に蓋をすると、災厄は引き寄せられてしまうのですね。
　何度も言うように目に蓋をした災厄ほど引き寄せられる。でありますから「強く願うこと＝起きて欲しくないことに目に蓋をする」ほど、その願いは叶いにくい。逆に自分が考えたくなかった災厄を引き寄せている。ということになります。

　うちのまるぞう株式会社は何度も倒産の危機に遭遇しました。今月の資金繰りだけ何とか保って欲しいと強く願うことも幾度も。でもそれは「倒産させたくない」という恐怖心の裏返しでありました。ですから強く願うほど、その願いは遠ざかる。恐怖は逃げると追いかけて来るから。
　しかし①②③の３つのステップでもう腹を括ると、どこからか発注が来て、なんとかなぜか延命出来ているのでした。不思議〜。この①②③は私の人生の経験上の「コツ」であります。



【まとめ】願いが叶うために行うべきこと。

　以上が「強く願うものほど叶いにくい」というメカニズムです。

１，そもそも幸運の貯金が足りない事象ほど、人は強く願う傾向にある。

２，その上、それが叶わないこと（＝最悪事象）から逃げているため、自ら最悪事象を引き寄せている。

ということです。でありますから、願いを叶えるためにはその逆をやればいいのでう。

１，自分の人生でプラスの因子の貯金を貯める生活を送るよう心がけること。
・地道な努力。節制。倹約など。
・どんな相手にも誠意もって接する。

２，自分が避けたい最悪の事象については
① 目に蓋をせず最悪が起こり得ることを認める。
② 最悪事象について備えをする。
③ これでダメなら仕方ないと腹を括る。

ということ。この人生の方式で「強く願っても叶わない」という線路から外れることが出来る。というのが私の陰陽仮説です。



強く願って叶うこともあるじゃん。という例外ケース。

　しかし中には「強く願ったことが叶った」と見えることも少なからずあるでしょう。それは

１，そもそもその人に幸運の貯金が充分蓄えられていた。
２，自分個人の自我のためではなく、誰か他の人のために強く願った。

　ということから、願いが叶う。という事象でありましょう。それはドラゴンボールの元気玉のように「みんな、オラに手を貸してくれ」。


©鳥山明



　あと、それとは逆現象。サラ金に幸運因子を借金して、短期間だけ願いが叶ったようなことが起きることもあるかもしれません。
　私の空想小説では喪黒福造氏は実在しますので、「強く願うこと」は「喪黒福造氏との契約の意思」というケースもあり得ます。こわいこわい。


©藤子不二雄A

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おまけ（読者の方によって教えて頂いたこと）
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一番いいのは、願い事のことは涼しく考えて、頭を空っぽにして叶えるための行動を、淡々と積み重ねる…のが叶いやすいと思います。

→　その通りと思います。
１，幸運因子の貯金を日頃から地道に蓄える。
２，最悪事象を想定備えて覚悟する。

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今回の記事シリーズに関連して、私も自身内部のロボット反応＝自動プログラムに対しての考察と攻略を、今現在も続けております。

→　求道とは
・自分の自我を見つめる過程
・他人への寛容性の実践
この二つが求道の陰と陽と思います。

自分の切磋で突き進めるのは道半分。残りの半分は他人への寛容性思いやりの反射が自分を間接的に後押ししてくれること。これが残りの道半分。

というのが、個人的に旬の話題です。いかがでしょう。

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ふと陰陽の法則で思ったのですが、人に激しく責める人。ねちねち意地悪く嫌みを言う人。これは表面上は正義を論じてるつもりであったり、牽制して傷めつけて負かそうと頑張ってるようにみえるんですが、このような人は裏で自分を虐めてると思えばよろしいですか？あべこべだと思えば可愛らしい気もいたします。

→　はい。その通りと思います。お気の毒な方と思います。

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米国、トランプさんは、シンゾーのより良い味方だと思っていたら油断してました。
tppに続く日米FTA交渉ですが、これで完全に自由化したとき、いろいろ影響がありますが、うち外国の保険産業が入ってきて国民皆保険制度が瓦解し、民間の保険会社と高額な契約をしている人とそうでない人との格差が拡大する可能性があるとのこと！
そうなれば盲腸の手術が数百万円するアメリカなどのように、これまで皆が平等に受けられてきた医療に、受診格差
不平等が生じるらしいです。まぁ、医療費名目の増税はなくなるでしょうが。こうした交渉をトランプさんは進めようとしているとのこと。何だか、行きづらい世の中になっていきますね。。

→　二つ勘違いがあるようです。

１，トランプ氏は安倍首相と深い信頼関係はある。これは事実でしょう。しかしだからといってトランプ氏は日本のために動くということは幻想です。

私が経営するまるぞう株式会社。A社は競合ではありますが、その社長のAさんと私は個人的に深い信頼関係にあります。しかしうちの会社とA社のビジネスの競争は別の世界ですよ。
Aさんは私の個人的な信頼関係のある付き合いなのに、まるぞう会社の利益のために働いてくれない。というのは甘い考えです。
Aさんは自分のA社の利益に働くのが彼の任務です。

２，トランプ氏が日本の国益１００％のために働かないのであれば、日本の国益は全てアメリカに捧げなければならない。というのも極端な思い込みです。

このブログで何度もお話しているように安倍首相は日本の近代史稀にみる外交手腕の御方です。
国体を死守するために、引き換えに外国勢力に譲らなければならないものがあったとしても、結局は骨抜きにしている。結果的に日本国民を守るようにしている。という例はいくつもお話しました。

・安倍首相と信頼関係のある外国首脳は日本の国益のために働いてくれて当然だ。
・そうじゃないなら、日本の体制全てが外国勢力にのっとられる。
というのは極端な話です。外交といえども基本は我々社会のご近所付き合いと同じであります。

ネットの情報も極端なものは要注意と思います。中道が真理です。

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