まるぞう備忘録

無題のドキュメント

プレッシャーの恩寵。

2016-12-16 10:34:57 | まるぞう経営学

 小さい会社を経営しておりますので、おそらく人よりストレスフルな生活なのではないかと思います。小さい会社と言えども最終的な責任は私に集約し逃げ場がない。というのが一番ストレスを大きくさせますから。

 ただロシアのグルジェフ翁が「プレッシャーは厳しければ厳しいほど魂には良い」と仰られておりますので、多分これは私の魂の深いところが望んだベストの境遇であろうと思います。

 つまり、プレッシャーは逃げようとすればするほど、生活のストレスは高まります。逆に逃げないと決意した瞬間、生活のあらゆるプレッシャーは魂への贈り物になるのではないでしょうか。


 たとえば、アスリートが毎日厳しい肉体の鍛錬を行なっています。それはなぜかというと、肉体は「鍛えるという明確で強い意思」とともに、厳しい環境を与えれば与えるほど、能力が高まるという原理があるからです。
 プレッシャーも同じです。「魂を成長させるという明確で強い意思」とともに、厳しい環境を自分に与えれば与えるほど、魂はより大きく成長する原理があります。

 以下は私個人の例でありますので、他の方には当てはまらないことも多いかと思いますが、記録のためにデジタルの海に書き残します。



多忙プレッシャーは集中力と継続力を鍛える

 複数の仕事のタスクを限られた期間でこなす多忙さは、集中力を否が応でも鍛えます。私の場合は、事務所の机に座ってられる時間はほとんどないため、打ち合わせと打ち合わせの移動中に与えられたタスクを次々にこなさなければなりません。
 スタバなどは超恵まれている環境であり、だいたいは移動中の電車の中は駅のホームのベンチやビルの受付のソファーなどで、ノートパソコンを膝において仕事をしています。

 しかし周囲の雑踏の中では、短期間に次々と回答しなければならないため、集中力と継続力は相当鍛えられます。

 そしておそらく思考の集中力と継続力は、思考の現実化力で一番重要な基礎体力であろうと思います。集中が深ければ深いほど、また継続時間が長ければながいほど、思考が現実に干渉する力が強くなると思いますので。



責任プレッシャーは最悪想定力を鍛える

 もう一つ自分にとって結果的に幸運であったプレッシャーは、自分が逃げられないというプレッシャーであります。何か仕事で炎上すると、いつも私が責任をとって謝りに行かなければなりません。社員のミスも私のミスであります。だからもう「ミスは許されない〜」というプレッシャーは、私に強くかかってくるのですが、それが最悪想定力を鍛えてくれます。
 そして「最悪想定力」が鍛えられ始めると「虫の知らせ感知能力」もあがるようです。「虫の知らせ感知能力」とはセレンディピティ(偶然力)の一派生です。思考を現実化させるには大切な能力の一つです。

 そしてこの能力はアスリートの肉体力と一緒で、厳しいプレッシャーと緊張の中でもがかないとなかなか鍛えられない能力だと思います。



売り上げプレッシャーは共感力を鍛える

 そして、自分が逃げられないプレッシャーは他者との共感力を育てることにも大きく役に立ちます。
 今までの私は、「それは私の責任ではありません」「それはうちの会社の責任ではありません」とバッタバッタと斬っていました。でもそれでは会社の資金繰りはどんどん厳しくなるのでした。
 この現実の社会では「相手の立場で考えないと売り上げが上がらない」という法則があるからでした。社長の私が、顧客に対して謙虚さを失うとあっと言う間に会社の資金繰りが苦しくなるのでした。
 もう本当に会社を存続させなければならないという、資金繰りのプレッシャーは、私が一番苦手とする「他者への共感力」を育てるには本当に一番良い「プレッシャー(ストレス)」なのでした。




 ありがとうございます。





下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら

本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。

最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (最初はみみ)
2016-12-16 13:35:21
昼休み、とても同意してしまいました!
プレッシャーや集中力は責任に比例しますね。。
毎日お疲れ様でございます。
私も私の責任を精一杯努めたいです。この前ふと、思いました。
今の仕事、下から目線を私は身に付けたかった。
奥底が望んでたみたいだと。
返信する
Unknown (のにさくはなのように)
2016-12-16 22:10:08
経営者って孤独ですよね。
孤独だからこその修行もあるのでしょう。
生活を1人で支えるのもある意味経営者かな‥
返信する
ばかじゃね。 (Unknown)
2016-12-17 04:22:02
お世話になった。経営者に言った事があります。僕は。常に一般作業員だから。解りませんが。
顔を見れば、こころが通じるし。嘘をつけない世界だと思います。孤独と、も~うだめ~だの数。
余裕のないぎりぎりに。いろい ろ感じ考える化学でしょうか。変化とは解らない必然的偶然と位置付けました。生きるためいかするめ。ありがとうございます。m(__)m。
返信する
Unknown (うさぎのロン)
2016-12-17 09:49:07
 そんなに強いストレスがあるのにまるぞうさんは、用心しがら、先を読みながら下から目線で自分を鍛え、本当に私なんかには(仮に私が男でも)真似出来きなあと思います。
丁度、本家を覗いたらまるぞうさんと同じ事を伊勢さんが仰ってましたので、一応貼りますね。31番の返信コメです。
ry-comme
http://ry-comme.sakura.ne.jp/index.php?d=-1
今日も宜しくお願いします。
返信する
Unknown (Unknown)
2016-12-17 21:06:21
相手の立場にたたないと売上が上がらない。
本当にそうですね。売ることだけを意識してると伝わるようなきがします。伝わりますよね。
売ろうとすると売れません。お客様を満足させたいと動く、思考することが出来てこその。そこに集中していたら、思いがけないほどの注文を頂けたことがありました。売らんとして売れた時は漠然とした不安がありました。なんでだろう?と思っていましたが、やはりそうゆうことなんですね。まるぞうさんこの世の中はちゃんと出来てるものなのですね。幼稚なこと書いてすみません。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。