語る城門「大戸」BIGDOOR正門

昭和38年製Bigdoorオヤジが身辺10m範囲の出来事を哲学したり雑学したりします。老後の楽しみ1つみっけ。

「や」やる気が全ての基本、やらされ気でもやってみよう

2005-08-17 19:59:41 | Weblog
「や」やる気が全ての基本、やらされ気でもやってみよう
・「やらん気」「やれん気」は落伍者のポーズ

 やる気のある「積極的な落伍者」という人種がいます。プロジェクトへの真剣で真面目な取り組みを装って、大久保彦左衛門を気取っては否定的正論でスタッフの「やる気」をそぐ輩です。

大概はその仕事の価値を理解していないケースが多く「良く判らないけどどうせつまらない。大したことないだろう」と茶々を入れてきます。

ゲーテ(Johann Wolfgang Goethe)も「人は良く理解できないことを低く見積もる」とエッセイの中で述べていますが、当にそれです。内側の紛糾・困惑の中に自分のポジションを見いだそうとします。「正面から対応せず、皮肉な態度をとる」ことに積極的なのです。こういう人物にはリーダーが毅然とした態度で退席を促す必要があります。

 さて「物事に正面から対処しないで、皮肉な態度で臨む」ことを一般に何と言うでしょう?…「斜に構える」と言い勝ちですが、本来の意味は全く違います。むしろ反対の意味です。

 「斜に構える」とは、本来は剣術の構えに由来する言葉で「身構える、改まった態度をとる」という意味なのです。

では、何を「斜に」構えるのでしょう?勿論、「刀」です。敵に相対して正眼に刀を構えると、「斜に」なっているのは「刀」です。真剣に真正面で剣を構える凛とした姿を「斜に構える」というのです。

 「やる気」の出方は人それぞれ表現が異なりますが、まず「目標」に向けて一歩踏み出す姿勢は大切です。どんな時でも与えられたミッションに向かって「斜に構え」ましょう。


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