語る城門「大戸」BIGDOOR正門

昭和38年製Bigdoorオヤジが身辺10m範囲の出来事を哲学したり雑学したりします。老後の楽しみ1つみっけ。

演劇「Day Break-闇の刻印-」

2008-03-04 22:04:22 | 誉めずにはいられない
【Day Break-闇の刻印-】2008/2/28レビュー

すでに講評していますが、内容に触れない程度の軽いモノでしたので、少し藪睨みででCASTへ「エール」も送ります。素人の戯言・戯れ言・世迷い言でーす。
<< 痛快でした>>
【全編を通じて】バランスがとてもいいですね。勧善懲悪ハリウッド流儀的テイスト。「のる」と良い芝居が観られるが、初日の力みからか、前半は客席との対話?が出てこないので心配した。バミッてある場所を目で追っているし、腹から声が出ないし、特に暗転が多いせいかどうしても客側ものめり込みたいのに拒否されちゃう感じ。イジワルっん!。後半の四守護獣「行くぜ!」以降の約40分はスピード感あって掛け値無しにとても格好いい。まさに演出の妙!好物です。スタートにダッシュ力がもうちょこっとあれば…でも、予定調和。終わりよければ総て善し。
【CASTへエール】
・推生(みづちサン)の宝塚・リボンの騎士風味はお似合い!ラス前の「白虎~っ!」絶叫に44歳オヤジ、落涙寸前にまで追い込まれました。危ない危ない…。それ以前に艶っぽい肩の露出という暴挙に筋書きがすっ飛んでしまいそうでした。若い娘がそんなことしちゃダメダメです。嫌いじゃないけど…またヨロシクです。
・月姫(しまこサン)の緊張が客席を一時支配してました。村娘?皇女?アナスターシャ?そんなことが頭をよぎることも。大汗かいての真摯な取り組みは花丸!好感が持てました。
・白虎(のむらサン)の圧倒的な存在感は素晴らしい。どの場面どの芝居でも非常に献身的に仲間を持ち上げることを考えているんじゃない?役作りもしっかりしているし、「ブラビッシモー」の快哉しかありません。
・青龍(横山さん)の「白影」的な抑えた演技はいいですねー。もっと台詞、独白が聞きたいですね。身のこなしも洗練されているし、いい役者。
・朱雀(ダーウチ先輩)の新劇的な固さが地金なのかメッキなのか判らない。「間」を開けるのが怖い?でもそんなの関係ない。一所懸命に殺陣も練習してたんでしょ?いい脚捌き!JO-技研のO村に武道の構えを教えて貰いなねー。
・玄武(森野さん)のキャラと本人の「地」が乖離しすぎて居るんでしょうね。賢明に役に成りきろうと頑張りました。絡みにくい朱雀と良く合わせた芝居の肌合いがいいです。
・神武(二宮さん)の役柄、立場は非常に難しいもんですね。ちょっと掴まえられていないとこもありました。ラストに向かって進化成長していくのは悪くない。も少し濃いめに皺入れないと若さが出ちゃう?王様の懺悔シーン?では好い空気を作っていました。ミュージカルが似合いそうな好男子なんです…?
・薫姫(福田さん)も苦労した感じですね。暗転で一番に動くのが薫姫?この方もいい人より狂気の舞の「怖さ」が似合っている???
・サガ(荒木さん)!!!いい人なんだろうなー本人は。どう見ても善人、悪そうに見えないのが玉に瑕。でも格好良さではピカイチですねー。いい人を演じるのは楽だけどヒールを演じるのは次にどこに行くのか判らない「狂気」?だけ。今後が楽しみ。
・天明(宮本さん)はジャストフィット!この人本当に悪い人って通報されるくらいに役が染みついてますね「絶対こいつなんかやるぞー」オーラ撒き散らすほど。無言での顔の芝居は秀逸!

またいいステージを見せて下さい。ダーウチ君も頑張ってねー。


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