語る城門「大戸」BIGDOOR正門

昭和38年製Bigdoorオヤジが身辺10m範囲の出来事を哲学したり雑学したりします。老後の楽しみ1つみっけ。

アリーナフットボール伝道師・山田晋三くん

2006-06-20 22:06:19 | Weblog
今日はアメフトの山田晋三君の講演会に参加しました。演題は「スポーツBizとエンターテイメント」。講師の山田くんはアリーナフットボール日本選抜サムライウォリアーズ・ヘッドコーチの肩書きをもつ㈱エスイーエス 取締役。

アメリカンフットボール選手として日米欧のプロスポーツビジネス社会に身を置く第一人者であり、その実状を肌で知る数少ない証言者です。
今回はその自らの体験から、日米のスポーツ文化やビジネスとしてのスポーツ、そして背景にあるエンターテイメントの比較とITを活用する今後の可能性について講演してくれました。
◆一年で頓挫したXFLリーグ
・プロレスWWEとNBCテレビが作った究極にショーアップされたリーグ。
・放送局に約束した視聴率ギャランティを実現できず一年で解散。

◆興味深い王者NFLビジネス
①放映権料の高さ:「8年で40億$~」×複数TV局(計176億ドル!?…2兆円)高騰し続けているオリンピックの北京五輪でさえ「9億$」
②ブラック・アウト:NFLゲームの72時間前までに95%以上のチケットが売れない場合、スタジアムから75マイル以内の放送局の放映権をリーグが買い取る決まり→NFLは常時満席がモットー。近隣のテレビは何も映らない=ブラックアウト。
ライバルは「ディズニー」
③イコールコンディション:中央集権、共同分配方式、シングルエンティティ

◆アリーナフットボール:今後の発展に期待。
・室内版アメフト。8vs8でプレー。1/4のフィールド。
・NFLとは違う客層。4メジャースポーツに次ぐ人気。
・放送権を用いずに、「レベニューシェア」を実現。

◆映像配信:ケーブルTVやインターネットで各リーグ独自に映像配信。自らがコンテンツプロバイダー…

◆重要なポイント
①エンターテイメント発想②メディアコントロール
③ターゲッティング+マーケティング④自由競争から共存共栄へ

◆講師略歴:1973.9.8栃木県生まれ
関西学院大学出身 大学2年時(1993年)大学日本一。大学4年時は主将で関西学
生の敢闘賞を授与される。卒業後、アサヒ飲料では2000年度東京スーパーボウル、
ライスボウルで優勝し、オールXリーグに選出される。2001年度は東京スーパーボ
ウルで優勝し、オールXリーグ、東京スーパーボウルMVP、XリーグMVPに選出される。
2001年、日本人としてはじめて北米プロフットボールリーグ”XFL”に参戦。
2002年、NYドラゴンズのトレーニングキャンプに参加
2003年、NFL TOKYO 2003 バッカニアーズ選手として出場
   、欧州NFLアムステルダム・アドミラルズ選手
2004年、アリーナフットボール日本選抜サムライウォリアーズ・ヘッドコーチ
2005年、Under19日本代表ディフェンス・コーチ


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1 コメント

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Unknown (祐子)
2006-06-21 23:27:53
いつも思うんですが、大戸さんっていろんなことを結構深く知ってますよね?!広く浅くって人はいても、こんなに広く深くって人は初めてです。こんなこと言っちゃいけないのかもしれないけど、持病を持ってるなんて、わからないもん。すごいなぁ。感心しちゃいます。しかも、課長さんですよね?ますます、すごいなぁ。
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