「Nancy , C.WHITE & Me」

「Nancy , C.WHITE & Me」

ＮＨＫの前、渋公／egg man至近の敷居の高い中古楽器店・南海ギター（仮）に足を踏み込んだのは一冊の本「Tone Man」とMartin D-28 CW クラレンス・ホワイトモデルの中古相場を知ること。なんせ１５年ほど前に一度弾いて惚れ込んでいたのに少しの値段差で新品のＤ２８ＳＱを購入してしまい、それから二度とお目にかかっていない私にとっては幻のギターです。２００２年にインデイアンローズウッドバージョンが出たとか？

そしたらですねー店長（オーナー）のＫ田さんが八方手を尽くして電話でリサーチしてくれました。Ｋ田さんも１本扱ったくらいだそうで先日友人のライブで使われていた「マーチン社はオーダーを受けてるけどいつ作るか判らない」おー！待ってみようじゃないの？？

バーズのギタリスト、クラレンス・ホワイトのギターと同仕様でドレットノート・マーチンのサウンドホールを拡げ、２２フレットに拵えられた特殊モデルではありますが、レアな商品とまではいかないまでも１５年弱喉のつかえを知るまでに傾倒していました。
　Ｋ田さんが米国に買い付けに行った先で　何と既に、彼の友人がクラレンス・ホワイトモデルを探してくれていました。多少サイドに傷はありますが、新品同様だったので仕込んでくれて、５月過ぎぐらいに入荷しますので、よかったら弾いてみてください。販売価格は５５万円です。とのこと。
　1990年代半ばに渋谷・ＢＳ楽器で弾いて現在の愛機Ｄ２８ＳＱに値差コストパフォーマンスで転んで以来の一大イベント、大事件です。40万ドルのレスポールとは比較にならない価値かも知れませんが、私にとっては凄い情報です。ワクワクして「彼女」の来日を待っています。
　しかし、ＣＷの疾風怒濤の因縁はまだ収まるところを知らず、一昨日、勤務先の近所に最近できた「ＷＤＭ・渋谷店」を冷やかし半分、４００万円もする５６年製フェンダーストラトキャスター（２トーンサンバースト）のミントを拝みに覗いたところ、自機と同じＤ－２８ＳＱのとなりに【商談中】のＤ－２８が！。「こっ、この
サウンドホールは？」【商談中】の札を取ったら…やっぱり
マーチンＤ－２８ＣＷ（２００３年製）


　まさに灯台下暗し。米からメールを戴いたとほぼ同時くらいで店に並んだみたいです。商談中だけど売約済みにほぼ近い状態。遅かったー！

　私がかつて見たモデルはピックガードが黒？だったような気がします。とにかくＫ田さんチョイスの「彼女」の来日を一日千秋の思いで待っています。