語る城門「大戸」BIGDOOR正門

昭和38年製Bigdoorオヤジが身辺10m範囲の出来事を哲学したり雑学したりします。老後の楽しみ1つみっけ。

「な」 仲良しグループは役立たず

2005-06-22 21:11:13 | Weblog
「な」 仲良しグループは役立たず
・傷のなめ合いはみっともない

いつも一緒にいる仲良しグループは居心地が非常に宜しい。失敗しても「気にするな。オレも同じさ」。転んでもすぐ手を差し伸べてくれる。(立ち上がるまで見守ってくれる友こそ重要です。)
知っている世界は自分たちの身内の中、井戸の中。目はいつも内側を向いている。もしくは、上司の方を気にして上目遣い?話題と言えばその場にいない人間の噂話。ライバル会社も皆そうしていてくれれば、幸いなのですが。

~唐突ですが「養殖の鯛の見分け方」を。水産大学出の若い友人から聞いた話です。最近の養殖技術の発展はめざましく、大きさはもとより、色・艶まで天然物とそっくりに育てることが出来るそうです。但し、どうしても一点だけ違いが出来てしまう。それは養殖の鯛は下顎の突き出た「受け口」になってしまうこと。いつも餌を上から貰えるので、下顎を前に突き出しているから変形してしまうのです。真偽は魚売場でお確かめ下さい~

また、ライバルや競合・競争相手にシンパシィを感じることは良くあることですが、安易な迎合は談合の温床となります。ライバルとも適当な距離を保ち「群れ」ないよう十分気を付けましょう。

最後に1983年米国ベストセラー『鷲の翼に乗って On Wings of Eagles』 でのワンシーン。困難なミッションをこなす人材を捜す際のセリフ。「鷲(優秀な人物)は群の中にはいない」

やはり仲良しクラブで群れてばかりではいけません。

■『鷲の翼に乗って』ケン・フォレット(Ken Follett)作は、1978年、イラン革命前夜の混乱の中、逮捕・投獄された米コンピュータ企業EDSのイラン支社に勤務するアメリカ人幹部2名を刑務所から救出する傭兵部隊の“ノンフィクション”。当時EDSの会長ロス・ペロウ氏は、キッシンジャーをはじめ政府要人や大使館に社員の救出を働きかけるが、埒があかず、ついにみずからの手で救出チームを結成し、部下のため、同僚のため、そして友のために命懸けで、革命勃発前夜のイランへと潜入。みごとに成功させる。会社での諸雑事に悩む人には、下手なビジネス書を読むよりはこちらがお薦め。リーダーとして、あるいはビジネスマンとして、危機に立ち向かうペロウ氏の姿は参考になるかもしれません。


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