語る城門「大戸」BIGDOOR正門

昭和38年製Bigdoorオヤジが身辺10m範囲の出来事を哲学したり雑学したりします。老後の楽しみ1つみっけ。

通夜:いつまでも若い友へ

2009-05-09 23:56:02 | こだわり
今日は朝起きるのが辛くて仕方なかった。行きたくない所へ行かなければいけない。
家人に説き伏せられて若くして逝った後輩の通夜に参列する為に京王線東府中へ行ってきた。
斎場に着いた時には導師が発つ直前だった。促がされるままにとにかく焼香をした。
彼は学生時代後輩でともに「きゃんぱす・ふぉーくそんぐ・そさえてぃ」という音楽サークルに属していた。
お清め会場に見知った顔を探しに行く。4つのテーブルに15、6人が着いている。どのテーブルにもかつてのアバンギャルドな輩の姿はなく、ジジイばっかりだった。一人くらいロン毛の野郎はいねぇのか?いた!「Yk野」だ!ってことはあのテーブルが?!…?カケちゃん、マリアさん、バキコ、ニョイシ!ビート!だんだんと焦点が合ってくる30年分のピントあわせ。思いだした。
斎場を後にして居酒屋で再度献杯。当時の思い出話を誰かがすると他の奴らが修正する。よくもまあ覚えていること…30数年の月日は一気に超越して「大根」の昔に戻った。また会いたいものだと懐かしく思うと同時に最後に気づいた。
どう願ってももう、こんな風に矢野君には逢えない。

「奴らの音楽を『駄目だ』っていうけど、『嫌い』なだけでしょう?」

俺らの中の彼は18歳の姿で老いることなくいつまでも輝き続けるんだろう。合掌。


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