あれは,あれで良いのかなPART2

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親子きょうだい間で喧嘩している家族の方へ

2005年06月12日 23時09分12秒 | 法律問題
若貴兄弟のもめ事がいろいろとあるようですね。
私は,あの家族の問題には興味も関心もないのですが,実際,世の中では親子やきょうだい間ですごいもめ事を抱えている家族の方も多いのではないでしょうか。
家族間の問題は,大きく分けると次の2種類になると思われます。
1 お金の問題
2 感情の問題(いろんなしこり)


2については,腹を割って話し合う以外にすべはありません。っていうか,おそらく修復は困難でしょう。
問題は1です。これは,「金の切れ目が縁の切れ目」ということで,場合によってはこの問題を機に2の問題に移行する場合や,逆に2の問題から1に行く場合も多いです。2の問題が絡んでしまった場合,やはり抜本的な解決は困難でしょう。
とはいえ,多少なりとも問題の解決,またはその予防をしておくことが望ましいです。では,どうすればよいでしょうか。
そこで,次のような提案をしたいと思います。

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第1 紛争予防策(家族間の問題が発生しないようにする)
1 まめに家族みんなと連絡を取る(そりゃそうだ。)
2 お金の管理は透明にする(家族間といえどもアカウンタビリティの精神を導入する)
3 遺言書を書いておく(しかも公正証書遺言にして,事前に内容を明確にしておく。これは財産の適正管理という観点からも有効なので,できれば税理士やFPなどと相談しておくことがより紛争防止になる。)
4 血族以外の者(自分の妻や夫)の発言権も認める(田舎では,この点が紛争を拡大する原因にもなっている。)
5 「長男だから」という考えに固執しないで柔軟に考えるようにする(「長男だから」を都合がよいときに使ったり,都合が悪くなると使ったりするなどして,もめだしてしまうため,あまりこだわらないようにした方がよい。)
6 結局,家族みんなで仲良くすること(これができないから問題になる。)

第2 紛争発生時
1 早めに第三者に相談する(時間が解決するとは限りません。場合によっては,時間がたつことで余計おかしくなることもあります。できれば完全に中立性のもてる人に相談するのが良いでしょう。弁護士や司法書士などがベストだが,地方によっては自治会長等長老的存在の人でもよいです。)
2 早めに家庭裁判所調停にする(ただし予告なくやると「裁判にしやがった」と余計暑くさせるおそれがあるため,事前に裁判所で話し合いましょう的な予告をしておく。裁判所の調停は,調停委員という一般人が入るため,市民感覚での解決が望める場合が多い。)
3 作った遺言書は適宜見直す(いつでも遺言書は撤回できます。ただし,変更するときは必ず全員にその内容も含めて知らせておきましょう。さもないと,もっともめます。)
4 家族での話し合いをするときは,できるだけ故郷で行う(故郷に帰るとなんとなくノスタルジックな気分になり,怒りも収まる場合がある。ただし,故郷に嫌な思いである親族の場合,逆効果にもなるため,その点は臨機応変に。)
5 変に意地を張らず,妥協点を自分なりに探しておく(身内でもめた場合,結局身内の誰も得をしない。得するのは,そこに群がるハイエナだけ。ならば早期解決がベスト。)
6 妻や夫の意見は,自分に不利になる話だけを聞く(配偶者は所詮他人なので,すこしでも儲かることしか考えないのが普通。そんな意見を聞くと余計おかしくなる。むしろ,自分に不利になる意見を言ってくれる方が,親族全体のことを考えているありがたい配偶者であるといえる。)

以上になります。まあ,世の中そんなにきれいにはいかないかもしれませんが,とにかく紛争が発生して良いことは一つもありません。
特に,身内の問題の場合は,長年育ててもらい,また一緒に育った仲なのだから,少しは恩義と感謝の念をもって身内全体と接するようにすれば,紛争は発生しないのではないでしょうか。まあ,これもきれい事かもしれませんが。

とにかく,もめ事は良くありません。もめないようにするか,もめている場合は早く解決する余に頑張りましょう。