あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

事件は会議室で起きてるんじゃない,現場で起こすんだ!

2005年11月06日 22時07分01秒 | メディア論
NHKの記者が連続放火犯であったということは,極めてショッキングな出来事でした。
また,時を同じくして,埼玉新聞の記者が,去年の運動会の写真を使って新聞記事にしていたことが判明しました。

一体何を信用すればよいのか?

NHKや埼玉新聞の監督体制などについては多くのブログで議論がされていますので,ここでは触れません。
ただ,視聴者や購読者の立場としては,「何が真実なの?」といいたくなってしまいます
なにしろ,事件を作ってしまったり,また記事自体ねつ造しているわけですから,恐ろしい限りです。
ちなみに,ルーマニアのチャウシェスク政権時代は,国民の燃料費を減らすために,新聞に書かれた天気予報の温度を数度高く報じていたそうです。

ところで,ここ最近の新聞やテレビでの不祥事とされる報道を見る限り,明らかに事件を作りすぎています。
そして,思うに,これは,「スクープ欲しさ」のためではないでしょうか
確かに,どこもマスコミもスクープはほしいでしょう。しかし,スクープは作るものではなく,集めるものです。じっくり取材を通じることでスクープは入手できるはずです。
放火したNHKの記者も,記事が取れずに焦っていた旨供述しているそうですが,それは「足による取材不足」といわざるを得ないでしょう
本当にスクープがほしいなら,政治家に密着取材してみましょう。一つや二つあっという間に出てきますよ。
ちょっと嫌みになってしまいましたが,最近のニュースでは,このような政治ネタは極めて少なくなっています。もっと政治家に突っ込み,政治家や官僚がやること(政策面について)に対して,イエス,ノーをはっきり言っているようなニュースを見たいものです。

話を戻しますが,これからは,どの情報が正しいのかという点を見極める「情報リテラシ」という考え方を,私たちも身につけるべきでしょう。新聞もテレビも,必ずしも正確な情報を報じていません。もう,これは事実として受け止めなければなりません(もちろん,各メディアは信頼回復のための措置を講じてほしいですが。)。また,これからのメディアといわれている「ネット」も,決して正しい情報ばかりではありません。むしろ,相対的にはまだまだネットの情報の方が胡散臭いでしょう。
したがって,正しい情報を得るためには,複数の情報ソースからトータル的に考えていくしかないでしょう(映像だって偽造はできますから。)。

正しい議論をするためには,正しい情報に基づくこと,この基本的なことができるような社会になってほしいものなのですが・・。

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