イマジネーション・トレーニングの日記〜わたしの藝と稽古の記録

パターンやイメージを探求するために絵を画いています。

こつこつと稽古を積むこと

2022-07-10 12:01:51 | 日記

 

みなさんおはようございます。
 
連載「イマジネーション・トレーニング法」の時間です。
 
よろしくお願い致します。
 
わたしはここのところ
 
「三度の食事をするように」稽古をコツコツとやっていました。
 
そういう稽古の暮らしの日々からのレポートです。
 
とくに奇抜なところはなく、
 
わりあいと地道な作業を落ち着いてしています。
 
その根本は先日書いた、「かた稽古」の方法論で
 
わたしなりの「かた稽古」を規則的に繰り返しています。
 
その中で、クリエイティブな作品もいくつかできています。
 
水彩和紙への稽古はほとんどしていなくて
 
「落書き帳」への「アイデア・デッサン」が中心です。
 
また、「クロッキー帳」、とくにクリーム色のクロッキー帳、への制作をちょこちょこやっていました。
 
ではいくつか作品を紹介します。
 
 
 
 
 
〇 これは「落書き帳」での「アイデアデッサン」の稽古です。
 
言葉をいれることはときどきしています。
 
ここのところ「色」というものをどう扱うか、
 
わたしなりにかなり迷いがあり、
 
「色相の研究」「色相の構成」、「色相の展開」などとよんでいる、
 
まだきちんと確立していない稽古法があります。
 
この画面は「ランダム・ウォーク」からの発展で
 
けっこうよく出てくる「べーシック・パターン」です。
 
色はだいたい三色ぐらいを厳選して
 
「マチエール」の一部として考えています。
 
 
 
 
 
 
〇 この作品には「ひらかれたかたち」というタイトルをつけて、
 
インスタグラムのほうにも発表しましたが
 
画面の稽古には「行き詰まり」の画面と「展開してゆく」画面があって
 
この「ひらかれたかたち」というテーマは
 
それを象徴しています。
 
つまりいまのもうひとつのテーマです。
 
 
 
 
 
 
〇 「やまなみ」というベーシック・パターンの稽古からひとつ紹介します。
 
「やまなみ」とか「うねうね」と呼ぶパターンは
 
ときどき出てくる「ベーシック・パターン」で
 
わたしには、とても魅力的に感じる稽古です。
 
なぜか画面の半分から上に画くことが多く、
 
これは風景画のようなイメージがどこかにあるのかもしれません。
 
トリミングのときも意識して下に空間が残るようにトリミングしています。
 
 
 
 
 
 
〇 少ない「水彩和紙」での稽古から一枚紹介します。
 
わたしとしては、
 
ある程度自分でも印象のよい作品には
 
「Okara! 」というわたしのサインを入れています。
 
この画面は「即興」と呼ぶシリーズからです。
 
こういう「即興」の稽古は、
 
ときどきできます。
 
 
 
 
 
〇 最後に昨日できたばかりの、フレッシュな作品を一枚お見せします。
 
この画面は「半月」や「S字」(の「ベーシック・パターン)からの展開で
 
とくに新しい技術で画いたわけではないのですが
 
「色相」の工夫がうまくいったと感じ、
 
気に入っている作品です。
 
色は気に入っている画材、
 
筆ペンや、色ペン、また
 
パステルのなかでも一番気に入っている色、
 
灰色の地味なものを、かなり慎重に使って、
 
制作としては完成度が高くなっていると感じます。
 
 
 
 
〇そういうわけで
 
「似たような作品ばかりだなあ」と感じる人もいるとは思うのですが
 
それがいまの稽古に必要なことだと思います。
 
あるていどの稽古量が必要な段階です。
 
いま、まったく新しい構図を考える時期ではないと感じています。
 
いまは「マチエール」を勉強して、
 
もうちょっと完成度の高い作品を作りたいと思っています。
 
 
 
いつもこんなことの繰り返しですが
 
よろしければ
 
また次回お会いしましょう。
 
見てくださり、ありがとうございました。
 
 
 
 
( つづく)

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