リリオーの日記

気が付いたことを書きます。

私事ですが・・・3

2007-11-02 21:26:41 | Weblog

又、母の話だけれど。
3度目の脳梗塞で意識が戻らなく救急車で家の近くの病院に入院したが3カ月も経つと追い出されてしまう。家で看てやりたいけれど、みんな仕事を持っているしやはり、病院でと次を紹介してもらった。たまたま、母が子供の時から育ち主婦になっても住んでいた地の近く。院長、看護婦(当時は看護婦と言っていた)奥さん、みんな明るく良い人たちばかり、
「任しておいて下さい、もう病院を変わることありません。ここで、ずっと看させてもらいます」と言ってくれた。
「これも何かの縁やね、お母ちゃん、住んでいた地に戻ってきたし、病院の皆さんは良い人たちばかりで」
母もその時は安心して「うん」と頷いたように見えた。
時々、病院に行ってもシーツ、枕は綺麗し、何時も見回りしている。良いところに入らせてもらったと喜んだ。しかし・・・
母が亡くなってしばらくして驚いた!
新聞に大きく載った。テレビでもやった。
寒い時期、動けない患者を車いすに座らせたまま、風呂の順番を待たせていると、新聞に写真入りで出ていた。それだけではない。いっぱい、悪いことをしていた。営業停止。
そんな病院だったのか?良さそうに見えたのに、母もあんな姿をさせられていたのか、ベットの上でもひどい目に遭っていたのではないか。
母だけではない、そこに入っている患者はしゃべることが出来ない人たちばっかりだもの、何されても解らない人ばっかりだもの、病院の好きなように出来るよね。
人任せにせず、自分で調べて探せばよいのに、きっと他に何か良い方法があったろうに。その時は後悔して仏壇に手を合わせ母に謝った。

良い病院で良かったとあの時は思ったけれど・・・
直ぐに後悔したけれど・・・
12年に経つと、あの時は仕方がなかったかなと思う。
時代と共に考えが変わるんだ・・・