11月の声を聞くとカーデガンが欲しくなる。寒いね。
友達と阪神百貨店に買い物に行く。買い物と言ったってブランドのスーツを買う訳じゃないよ、地下の食料品売り場だ。威勢の良い声についついマグロやブリを買ってしまう。
活きが良いし値段も安い。新地の小料理屋、居酒屋さんの中では阪神百貨店の魚売り場で仕入れする店もある。
「ママ、今日は1本釣りの鰹、良いのが入ってましてね」と店主に言われた。「うわ、嬉しい、おいしそうね、頂戴、ねえお客さま」と客に同意を求めて注文したことがあった。心の中では、(阪神で買っているくせに、私が昨日、家で食べようと買ったのと同じじゃないの?と言いたかったけれど)・・・新地のママはい・え・な・い・よ・ね
でも、沢山の種類の魚を少しずつ買うには、阪神百貨店が良いよね。
私が割烹をしていたときは、板前は兎我野町の魚屋で好きなだけ高いのを(人の懐気にせず)見もしないで電話注文をしていた。それを止められなかったバカリリオー。
クソ!あらまあ、いやだ!元新地のママがクソなんて。恥ずかしい。
ディアモールをブラブラ歩き、新地へ。
ママ時代に行っていた寿司屋に入り、「久しぶりですね」「うん、新地は遠い世界よ」と言いながらビールを飲む。1杯ビールのあとは、やっぱし熱燗だね。鱈白子の醤油焼き、牡蠣酢、そして造りは、ハゲ頂戴、ごめん、差し障りがあるよね。カワハギだ、薄造りで頂戴。冬はおいしいのがいっぱい。寒いのは苦手だけれど魚が旨い。
明日は百貨店で買った、マグロの造りとブリ大根にしよう。勿論、熱燗でね。ウフフ・・・