大阪市営地下鉄は1933年梅田ー心斎橋間開通し80周年を迎えるそうな。
昨日バラ園に行った時、市役所前に当時の105号車が展示されていた。
重厚な作りで深みがあるよね。
リリオーは大阪生まれの育ちだから80年とは言わないがそこそこ昔から乗っている。
高校時代も短かったOL時代もね。
朝のラッシュ時、本町で降りるとザーッと押し出されるように階段を上がっていく。
「あ・靴が・・・」片一方のヒールが脱げても拾えない。片一方だけで会社に行き、
ラッシュのほとぼりが解けたころ駅に行くといっぱい落し物があって、
グシャッと崩れることなく持ち主の現れるのを待っていた靴を指さし
「この靴私のんです」
「あなたのですか。もう片一方持ってきましたか」
「いいえ」
「あなたのと言える証拠として持ってきてください」
そうやなと納得して出かけ直したことあり。
又、梅田駅なんかでは1枚ずつ乗車券を売っている女性がたくさんいた。
なつかしいね。
そうそう、お水の世界に入り始めた頃はタクシーで通える身分でなかったので
淀屋橋まで地下鉄に乗っていた。
毎日の事なので乗車券を手渡しする駅務員の人と顔馴染みになり
「がんばりや」と声をかけてくれたり手を振ってくれたりして出勤時にホッとする
雰囲気を味わえた。
現在のようにカシャ・ピーと味気ない音だけの世界でなかった時代の話。
他にもいっぱいあるよね。昭和30年後半から40年後半の地下鉄物語りは・・・。