リリオーの日記

気が付いたことを書きます。

新聞を読もう

2015-04-23 15:00:12 | Weblog

病院は嫌いだけど(みんなもそうだろう)でもリリオーは
院内にあるデイルームが好きなんだ。何紙も新聞が置い
てあって大きなテーブルに広げテレビを見ながら全ての
新聞に目を通す。別に政治経済をガッチリじゃない、身近
な興味ある情報が満載で勉強になること大だからだよ。
だから今度も身内の入院でデイルームを利用させてもら
った。暗い気持ちも和らぐしね。
その中で北新地の事が載っている新聞があった。
この道55年のママと8年のチーママのファッションの極意。
来店されたお客様に恥をかかせないプライドとステータス
を味わってもらう心遣い、本物にこだわり一生ものの着物
に惜しみなく投資する、それが新地のおもてなし。
方や、自分で買うドレスは高くても3万円、値段じゃなく、
自分に気に入ったものを着ます、個性を大事に・・・と。
・・・リリオーが40年以上前に新地に来た時の話・・・。、
ママの着物を見て、新地って素晴らしい、私もこんな高級な
着物を着て仕事が出来る女になりたい・それが新地の女だ!
それこそ、ステータスだ・やろう!とママの衣装に発奮した記
憶がある。やれば頑張れば見合った給料がもらえる世界、当
時は毎月支払う着物のローンも苦にならない位、働いた。又、
「お客様の目に留まるような声を掛けてもらえる着物を着なさい」
とママに言われて自分の好みより、店に合う派手目を選らんで
いたような気がする。でも現在は勿論店に合うドレスを選ぶだろ
うが個性を大事にして・・・当然のような気もし良いんじゃないか。
お客様の気質も女の子の様子も時代の流れで変貌するよね。
リリオーの店の最後位の頃、女の子が言った言葉。
「ママ、見て!このドレスなんぼやと思いますか?」
「新しいのを買ってくれたんやね、さあ!いくら?」
「500円ですよ、ほら、これを見て」
中古、リサイクルのドレスを売ったり買ったりするサイトがあり
携帯を器用にクルクルして見せてくれた。
だまだま見つけたのが500円だったのだろうが・・・いくらなん
でも500円は・・・そんな・・・リリオーは付いていけないなあ、
そんな店やったのかと・・・悲しくガックリで。

新地55年のママは存じています。40年以上前に勤めた店
のママの妹さんです。凄いですね。素晴らしいです。
勿論、新地8年のチーママも偉いです。新地を背負って頑張っ
て頂きたいですね。
ふと目にとめた新聞の記事からでした。