一緒にブランデーを飲んでるか!!
去年の昨日、亡くなったリリオー最愛の友・Kさんの彼氏
Tさんはステキな男だった。私たちクラブホステス時代
(昭和50年位)TさんはKさんと同伴してきてもボックス
に座ることなくカウンターが好きと座りチーフと一緒に
飲み直ぐに出ていき、本通りにあったサウナでひと風呂
浴びて帰ってくる。そして又カウンターでチーフと飲む。
係りのKさんはNO1だったから座る暇もない。ときどき、
リリオーが傍を通ったとき「飲んでいく?」と勧められ
て横に座りブランデーグラスに注いでもらいストレート
でいただく。そして店が満杯になると「じゃ」と帰って
いく。1人で来店するときはいつもカウンターで世話の
掛からない客であった。
本業と別に彼女・Kさんと「つかしん」で店を開き、上手
くいかなくなり閉店。そして別離。
彼女は新地に戻り店を再開。彼はその店を訪れることなく
亡くなった。でも、彼女は彼が好きだったんだ。新地生活
の中で一番、愛した人だったんだ。(きっと彼も)
一緒に写った写真をずっと部屋に飾っていたらしい。
彼女・Kさんの葬儀にも飾られていた。その写真をリリオー
はもらってきた。大事に飾っているよ。
もう逢うたか・一緒に飲んでるか・・・
心配せんといて・仲ようしてるわ・・・
そうか・安心したわ・・・
京阪電車・樟葉駅近く・Kさんのお墓にビール・酒・煙草
を持って参ってきた。
長い新地生活の中で一番、好きだった、何でも聞いてもら
える友・Kさんだった。悲しい。最後は煙草も止められて
いた・・今日は何本でも吸いや・なんぼでも飲みやと勧め
ながら泣いた。
大好きだった友・Kさんの1周忌でありました。