痛い、辛い毎日から解放されて静かな世界に飛んで
いった兄嫁。今頃は先に逝った自身の母、妹二人と
にぎやかに話をしていることだろう。
10年以上人工透析を受け、その間、何度も入退院を
繰り返し、身体はコチコチ。肩をもみ背中を踏み足を
叩いても、楽になるのは一時だけ。ずっと寝ていた。
次は心臓の手術・・・お腹はいっぱいの線と点と絵が
描かれていて涙が止まらなかった。
次・・・次は心臓の手術は上手くいったが、一層、腎臓に異変。
次の次は・・・足を切らないと。その次の次は胃がん。
もういい加減にしろよ・もう何も言うなよ・しまいに怒るよ。
怒ってもリリオーはどうしてあげることも出来なかった。
兄嫁は決断した・足は切りません。
2年前のことが目の前に浮かんできてリリオーはみんなの
前で声をあげて泣いた。今日は兄嫁の3回忌でありました。